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『ブラック・ウィドウ』単独映画、ついに監督が決定 ― 舞台は『アベンジャーズ』第1作以前との説も

かねてよりマーベル・スタジオによる企画進行が伝えられてきた、スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの単独映画に、いよいよ監督が正式決定したようだ。米The Hollywood Reporter誌をはじめ複数のメディアが報じている。

映画『ブラック・ウィドウ(仮題)』への就任が決まったと伝えられているのは、オーストラリア出身の女性監督ケイト・ショートランド。マーベル・スタジオの製作陣は、今回の決定に至るまで、実に70名以上の候補者と面会したと伝えられている。
ケイトとともに最終候補に残っていたのは、『A United Kingdom(原題)』(2016)のアマリラ・アサンテや『Novitiate(原題)』(2017)のマギー・ベッツ。『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)のキンバリー・ピアース、『イングロリアス・バスターズ』(2009)や『複製された男』(2013)などで知られる女優メラニー・ロランの名前もあったという。

熾烈な争奪戦を勝ち抜いたケイトは、これまで長編映画として『さよなら、アドルフ』(2012)や『ベルリン・シンドローム』(2017)を手がけてきた人物。初期段階から『ブラック・ウィドウ』の監督就任が有力視されていたようで、The Hollywood Reporter誌によれば、『さよなら、アドルフ』での手腕に惚れ込んでいたスカーレットが監督に推したという。

なお同誌の入手した情報によれば、『ブラック・ウィドウ』のストーリーは『アベンジャーズ』(2012)以前を描く内容になるとされている。ただし、こちらについては現時点で信憑性が保証できないため、あくまで話半分のものとしてご理解いただければ幸いである。現に、米Variety誌は「オリジンを描くものになるのか、『アベンジャーズ』第4作以降が舞台になるのかは不明」と伝えているのだ。

いずれにせよ本作は、『アントマン&ワスプ』(2018)や『キャプテン・マーベル』(2019)に次いで、マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて女性ヒーローが物語の中心を担う重要な一本となるだろう。『アイアンマン2』(2010)での初登場からすでに8年、長かった…!

Sources: THR, Variety, Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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