『ブラック・ウィドウ』単独映画、スカーレット・ヨハンソンの出演料は1,500万ドル? マーベル・スタジオは反論 ― 米報道

米マーベル・スタジオが企画進行中だと報じられている、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの単独映画(タイトル未定)で、主演のスカーレット・ヨハンソンが出演料として1,500万ドルを受け取る見込みだという。米The Hollywood Reporterが報じている。
報道によると、『アイアンマン2』(2010)でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初出演となったヨハンソンは、続く『アベンジャーズ』(2012)で出演料として100~500万ドルを受け取ったとされている。The Hollywood Reporterの情報が正しければ、約7年を経てヨハンソンの出演料は大幅に増額されたということになるだろう。なお同紙は、今回の情報を複数の情報源から得たものだと記している。
しかしその一方、『アベンジャーズ』第1作でアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.は5,000万ドルの出演料を得たとされるほか、『ブラック・ウィドウ(仮題)』でヨハンソンが受け取る1,500万ドルという金額は、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスやソー役のクリス・ヘムズワースが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のほか、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2016)でそれぞれ受け取った出演料と同額だという。これまでMCUでは主演映画がなかったとはいえ、ヨハンソンの貢献度を鑑みればいささか遅すぎる増額と捉えることもできるだろう。

ただし今回の報道について、マーベル・スタジオ側は「金額の正確さには異議を唱えます」との声明を発表。「契約や報酬を公に開示することは決してありません」との方針を示しながらも、The Hollywood Reporterの報じた金額には疑問を投げかけている。
ちなみに以前、英Daily Mailは、『ブラック・ウィドウ』でヨハンソンが2,500万ドルの出演料を受け取ると報じたことがあった。当時の報道内容にも確かな信憑性はなく、どちらが実際にヨハンソンが受け取る出演料に近いのかも定かではない。
なお『ブラック・ウィドウ』については、2018年4月、『さよなら、アドルフ』(2012)や『ベルリン・シンドローム』(2017)を手がけたケイト・ショートランドが監督に就任したと伝えられている。ストーリーは明かされておらず、『アベンジャーズ』第1作よりも前の出来事を描くのか、あるいは『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』以降が舞台になるのかも不明だ。
映画『ブラック・ウィドウ(仮題)』の撮影・公開時期は不明。
Source: THR