『ブラック・ウィドウ』単独映画に進捗、監督候補が3人に絞られる ─ オーストラリアの女性監督が最有力か

現在製作準備中とみられるブラック・ウィドウの単独映画(正式タイトル不明)より、監督候補が3人にまで絞られてきたようだ。Deadlineが報じた。
マーベル・シネマティック・ユニバースの女性ヒーロー、ブラック・ウィドウの単独映画化については、2018年1月に『アナと雪の女王/家族の思い出』(2018)のジャック・スカエファーが脚本を手掛けるとして第一報が報じられている。マーベル・スタジオは公式のコメントを発表していないものの、2018年4月時点で『A United Kingdom(原題)』(2016)のアマリラ・アサンテ、『Novitiate(原題)』(2017)のマギー・ベッツを含む監督候補数人と面会を果たしていたようだ。Varietyの記者ジャスティン・クロール氏によれば、なんと65人以上もの監督候補と面談したとも伝えられていた。
この度の報道によれば、現時点での監督候補は前出のアマリラ・アサンテ、マギー・ベッツ、そしてオーストラリアの女性監督ケイト・ショートランドの3人で、中でもショートランド監督が最有力と見られているという。ショートランド監督は第二次世界大戦後を舞台としたヒューマンドラマ『さよなら、アドルフ』(2014)や、スリラー映画『ベルリン・シンドローム』(2018)など、幅広い作風を見せている気鋭のクリエイターだ。現在の候補はいずれも女性監督ということで、『キャプテン・マーベル(原題:Captain Marvel)』に続く女性陣主導のヒーロー映画の誕生に期待したい。
単独映画『ブラック・ウィドウ(仮題)』の公開日や製作日程などの詳細は現時点で不明。続報を楽しみに待とう。