ルッソ兄弟の新大作ドラマ「シタデル」、早くもシーズン2決定へ

『アベンジャーズ／エンドゲーム』（2019）のアンソニー＆ジョー・ルッソとAmazonによる新たな超大作スパイドラマ「シタデル」が、2023年4月28日の配信開始に先立ち、早くもシーズン2へ更新されることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。

本作は世界各国から集まったスパイたちが大型ミッションに挑む“『アベンジャーズ』スタイルのスパイ・シリーズ”で、『エターナルズ』（2021）や「ゲーム・オブ・スローンズ」（2011-2019）のリチャード・マッデン、『マトリックス レザレクションズ』（2021）のプリヤンカー・チョープラーが主演を務める。Amazonは巨大フランチャイズ化を目指しており、本作を皮切りに、インド・イタリアでのスピンオフ作品を展開する構想だ。

「シタデル」は、本撮影の終了後にショーランナーや監督を含むクリエイティブ・チームの半数が一斉降板し、新たに「ナチ・ハンターズ」（2020-2023）のクリエイターであるデヴィッド・ワイルをショーランナー・製作総指揮に迎えた経緯がある。The Hollywood Reporterによると、その後再撮影が繰り返されたことで、制作費は当初の1億6千万ドルから2億ドル以上に膨れ上がったという。これによって本作は「ロード・オブ・ザ・リング：力の指輪」（2022-）に次ぐ、史上2番目に高額なシリーズになる見込みだ。

シーズン2のエピソード数は不明だが、引き続きワイルがショーランナーを務め、ルッソ兄弟が複数のエピソードを監督する予定と伝えられている。なお、同ニュースについてAmazonとルッソ兄弟率いる制作会社AGBOの担当者はコメントを控えており、情報筋によると契約はまだ確定していないとのことだ。

ドラマ「シタデル（原題：Citadel）」は2023年4月28日よりPrime Videoにて独占配信（全6話構成）。

Source:The Hollywood Reporter