ハリウッド版実写ドラマ「カウボーイビバップ」Netflixが製作へ ― 渡辺信一郎監督が監修、『ヴェノム』脚本家ら参加

1998~1999年放送、人気SFアニメ「カウボーイビバップ」のハリウッド版実写ドラマシリーズが、Netflixにて製作・配信されることがわかった。米Netflixが正式に発表している。
Guess it’s time to announce that Cowboy Bebop, the live-action series, is heading to @Netflix. pic.twitter.com/bKe0d8EKoH
— NX (@NXOnNetflix) 2018年11月28日
「カウボーイビバップ」は2071年の太陽系を舞台に、宇宙船ビバップ号で旅する賞金稼ぎ(カウボーイ)たちの活躍を描いたSFアニメ。日本のみならず海外でも高い評価を受けており、ハリウッドでの実写ドラマ化企画は2017年6月に報じられていた。
今回の発表によると、ドラマ版「カウボーイビバップ」は全10話構成となり、人気マンガ「ONE PIECE」(集英社刊)の実写ドラマ化も手がける米Tomorrow StudiosとNetflixが共同で製作を担当。精鋭クリエイターによるチーム「Midnight Radio」がプロデュースを務めるほか、アニメ版を製作したサンライズ社も携わっており、シリーズの生みの親である渡辺信一郎監督がコンサルタントとして監修を担当する。
「Midnight Radio」のメンバーとして本作のエグゼクティブ・プロデューサーとショーランナーを兼任するのは、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)の脚本家であるジョシュ・アッペルバウム&アンドレ・ネメック、『ヴェノム』(2018)を執筆したジェフ・ピンクナー&スコット・ローゼンバウム。また、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のクリス・ヨストが第1話の脚本を担当した。
いまやハリウッドの巨大スタジオに並ぶ、ともすればスタジオをしのぐほどの製作力・発信力を誇るNetflixは、日本発のオリジナルアニメ作品をはじめ、アジア圏の作品やクリエイターに焦点をあてた作品を多数発表する方針。映画『パシフィック・リム』のアニメシリーズやドラマ「オルタード・カーボン」(2018-)の長編アニメ版、ゲーム「デビルメイクライ」のアニメ版など、すでに複数の企画が告知されている。実写ドラマ版「カウボーイビバップ」も、このうちの一環として捉えることができるだろう。
実写ドラマ版「カウボーイビバップ」の製作・配信時期は未定。出演者など続報が待たれる。