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『エジソンズ・ゲーム』エジソン役カンバーバッチ vs 秘書役トム・ホランド、緊迫の口論シーン ─ トムホ、怒鳴られて「すごく怖かった」

エジソンズ・ゲーム
©2019 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved.

天才発明家トーマス・エジソンと実業家ジョージ・ウェスティングハウスによる、19世紀末の“電流戦争”を描いた伝記映画『エジソンズ・ゲーム』(原題:The Current War)。このたび本作より、ベネディクト・カンバーバッチ演じるエジソンと、トム・ホランド演じる秘書インサルの口論シーンが公開された。マーベル・シネマティック・ユニバースのドクター・ストレンジ&スパイダーマンとしても知られる2人の、まったく違った表情を見てほしい。

19世紀、アメリカは電気の誕生による新時代を迎えようとしていた。白熱電球の事業化を成功させたトーマス・エジソンは天才発明家と崇められ、大統領からの仕事も断る傲慢な男。かたや裕福な実業家ジョージ・ウェスティングハウスは、大量の発電機を必要とするエジソンの“直流”より、遠方まで安価で電気を送れる“交流”こそ優れていると考えていた。ウェスティングハウスが“交流”式送電の実演会を成功させ、話題をさらったことにエジソンは激怒して……。

エジソンとウェスティングハウスの電流戦争が激化する中、ウェスティングハウス側に、ある不慮の事故が発生する。エジソンに唯一苦言を呈することができた秘書インサルは、「ウェスティングハウスに負けたくない一心で事故を利用した」「彼を列車で轢いたも同じ」とエジソンに詰め寄るのだった。しかしエジソンは、あくまでも「私は危険性を指摘しただけ」「彼はブレーキだけ作っていればよかった」と非を認めない。それどころか、「考えを改めてください」と食い下がるインサルに、エジソンは「交流方式は人を殺す!」と声を荒げるのだった。インサルは「私はあなたの“奇跡”より、その主義に感銘を受けた。白熱電球の発明者はあなたではない」と言い放つ。

インサル役のホランドは、このカンバーバッチとの“対決”シーンについて、「インサルが一生懸命(エジソンに)言い返すシーンがあるんです。ちっぽけな僕が、ベネディクトに“あなたは間違っている”と言う。するとベネディクトが僕を怒鳴りつけるんですよ。度肝を抜かれ、すごく怖かった」と振り返っている。「でも、最高の場面になりましたね」。

エジソンズ・ゲーム
©2019 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved.

天才発明家にして悪辣な男エジソン役は、「SHERLOCK/シャーロック」『ドクター・ストレンジ』(2017)のベネディクト・カンバーバッチ。ライバルのウェスティングハウス役は『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)のマイケル・シャノン。そのほか、若き天才テスラに『女王陛下のお気に入り』(2018)や『X-MEN』シリーズのニコラス・ホルト、エジソンの助手インサルに『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドという豪華な顔ぶれが揃った。

2017年にワインスタイン・カンパニー作品として発表される予定だった本作は、共同創業者のハーヴェイ・ワインスタインの暴行問題が発覚したのち、公開延期を余儀なくされた。のちにワインスタイン・カンパニーは買収され、本作は101 Studiosという配給会社のもと、2019年10月に全米公開を迎えている。製作総指揮のマーティン・スコセッシ監督は、ワインスタイン・カンパニーの圧力で完成していた作品を認めず、アルフォンソ・ゴメス=レホン監督らによる再編集を支援。豪華スターによる1日限りの再撮影を経て、元のバージョンから10分短縮、そして5つのシーンを追加したディレクターズ・カット版が完成した。

映画『エジソンズ・ゲーム』は2020年4月3日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

カンバーバッチ vs マイケル・シャノン

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THE RIVER編集部THE RIVER

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