『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に登場?ミスター・ネガティブ候補俳優、「うれしい」が「何も聞いていない」

トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ第4弾『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で、ヴィランの有力候補として噂されているミスター・ネガティブ。ファンによるキャスティング希望のなかで名前が挙がっているダニエル・デイ・キムが、一連の話題に反応した。
ミスター・ネガティブ/マーティン・リーは、他人の心の闇を増幅して操作する能力を持つアジア系のヴィラン。慈善活動家としての表の顔と、犯罪組織のボスという裏の顔を併せ持つ複雑なキャラクターだ。
韓国系アメリカ人のキムは、人気ドラマ「LOST」のジン役や「HAWAII FIVE-0」のチン・ホー・ケリー役で広く知られるほか、『ダイバージェントNEO』(2015)やリブート版『ヘルボーイ』(2019)などに出演。アクションからヒューマンドラマまで幅広いジャンルで活躍しており、かつてサム・ライミ版『スパイダーマン2』(2004)にも端役で出演していた。

米Screen Rantの取材で、ミスター・ネガティブのファン・キャスティングについて聞かれたキムは、「ここ6~7ヶ月でその話について耳にしましたし、見たこともあります。ほかのアジア系俳優に演じてほしいという声も見かけたので、その話題に自分の名前を挙げてもらえるのは嬉しいですね」と語った。ただし、「(出演については)何も聞いていません」という。
オンラインには、すでにキムがミスター・ネガティブに扮したファンアートも投稿されている。これについても「面白いですね」と反応し、「僕はいつでも興味深い役やプロジェクトに挑戦したいと思っています」と前向きな姿勢を示した。
ミスター・ネガティブは、ゲーム『Marvel’s Spider-Man』に登場しており、スパイダーマンの宿敵のひとりとして人気のキャラクター。ゲーム版で声優を務めたステファン・オヨンも、実写版への再登場について「断るわけがありませんよ。ぜひチャンスが欲しいです」と意欲を見せていたが、自分よりも国際的な知名度を持つ俳優が起用されるだろうとの考えも述べていた。
ちなみにマーベル・シネマティック・ユニバースでは、すでにミスター・ネガティブ登場の伏線が存在する。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)と『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)では、メイおばさんが「FEAST」というボランティア団体を運営していたが、ゲーム『Marvel’s Spider-Man』ではミスター・ネガティブがその運営に携わっていた。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は2026年7月31日に全米公開予定(日本公開は2026年夏)。撮影は始まったばかりで、ヴィランに関する正式発表が待たれる。
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Source: Screen Rant