『デッドプール3』撮影開始時期が判明

ライアン・レイノルズ主演、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初合流を果たす『デッドプール3(仮題)』の撮影が、2023年5月に開始される見込みであることがわかった。
今回の情報は、ハリウッドで働く俳優やスタッフに求人情報を提供する米Film & Television Industry Allianceが公開したもの。撮影は2023年5月1日から、カナダ・バンクーバーで実施されると記されている。この情報はあくまでも求人を目的とするもので、実際の撮影がこの日から始まることを確約するものではないが、5月が撮影開始の目安とされていることがうかがえる。
以前より『デッドプール3』の撮影は2023年初夏より開始されると伝えられており、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンも、トレーニングを含む役づくりを「(2023年1月から)半年かけて準備します」と語っていた。しかし、撮影そのものは半年よりやや早い5月から始まるらしい。
もっとも、これは監督のショーン・レヴィが2022年12月の取材で暗に認めていたものでもある。当時、監督は「撮影は5月に始まると聞いたのですが」との質問に「(5月)ちょうどか、それくらいですね。CGを多用した映画ほど、ポストプロダクション(撮影後作業)に長い時間がかかるのは事実ですから」と応じていたのだ。今回の情報は、この発言を裏付ける根拠のひとつと言える。
ちなみに当時、監督は「前作と同じく、皆さんに愛されるよう、デッドプールを自然体でリアル、現実的に描き続けることは優先事項」と述べつつ、MCU初のR指定にも強い意欲を示していた。「自分のキャリアで数少ない後悔の一つは、『インターンシップ』(2013)をR指定からPG-13へ強引に変更させられたこと。今でも後悔しています」。
『デッドプール3』にはライアン・レイノルズ&ヒュー・ジャックマンのほか、シリーズ前2作でブラインド・アル役を演じたレスリー・アガムズもカムバック。ヴィランを「ザ・クラウン」シーズン4(2020)でダイアナ妃役を演じたエマ・コリンが演じる。脚本は『デッドプール』シリーズを手がけてきたレット・リース&ポール・ワーニック。
映画『デッドプール3(仮題)』は2024年11月8日に米国公開予定。
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Source: Film & Television Industry Alliance, Collider
Text: Hollywood, 稲垣貴俊