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『ドクター・ストレンジ』続編、再撮影でカメオ出演者を複数投入か ─ 再撮影まもなく完了

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』に、再撮影を経てカメオ出演者が複数投入されている可能性が浮上してきた。米The Hollywood Reporterが報じている。

『ドクター・ストレンジ』続編の再撮影は2021年11月中旬から約6週間、週6日のペースで実施されると伝えられていた。これはハリウッドでも稀に見る規模の再撮影・追加撮影だが、12月14日の時点で、マーベル・スタジオの幹部であるヴィクトリア・アロンソ氏は「(再撮影は)ほとんど終わっています」と述べている

12月17日(金曜日)の現地報道によると、再撮影は「今週終了する」とのこと。約5週間ということで、当初の報道から期間自体は短くなったことがうかがえる。また再撮影の内容には、同じくマルチバースを扱った「ロキ」(2021)および『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の影響を受けたものが含まれている可能性があると報じられている。情報源によれば、マーベルは「さらにマルチバースで楽しめる」内容にすべく、さらなるカメオ出演者を投入し、複数のキャラクターを登場させることを決断したというのだ。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)以来、MCUはマルチバースの導入を幾度となく示唆し、また現実に試みてきた。本格導入がスタートした「ロキ」と『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を経て、“マルチバース・オブ・マッドネス”なる禍々しいタイトルを与えられた本作にも、さらなる仕掛けが追加で用意されたということだろう。アロンソ氏は先の発言の際、「一年中、話題になるでしょう」とも口にしていた。

もっとも今回の再撮影については、これまで“コロナ禍やスケジュールの問題を解消するため”と伝えられており、主演のベネディクト・カンバーバッチも「より良くしたいところもあるし、コロナや輸送の影響で当時は撮れなかったところもある」と語っていた。再撮影でストーリーを修正しているという懸念は否定されていたが、マルチバースに関する展開や描写に変更が生じている場合、脚本面にも変更が入っていてもおかしくはないだろう。いったい、製作陣は『ドクター・ストレンジ』続編をどんな映画に仕上げようとしているのか…?

映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』は2022年5月6日に米国公開予定

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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