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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』続編、マーベル&ソニーが積極的に着手 ─ 「彼はいずれ再登場する」

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズが、『スパイダーマン』シリーズの続編に“積極的に”着手していることがわかった。シリーズのプロデューサーを務めるエイミー・パスカル、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が明かした。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『スパイダーマン』シリーズは、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)に続き、ひとまず3部作の完結編となる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が2021年12月17日に米国公開された(日本公開は2022年1月7日)。パスカル氏はマーベル・スタジオとの協働を継続する姿勢を示していたが、スタジオ各社は明言を避ける状況だった。

しかし『ノー・ウェイ・ホーム』が米国公開を迎えた12月17日、米The New York Timesはパスカル氏とファイギ氏への取材記事を公開。その中でファイギ氏は、両社が『スパイダーマン』の続編となる物語に早くも着手したことを認めている。

エイミーと私、そしてディズニーとソニーは話し合いを始めていて……ええ、物語が向かう先を積極的に作り始めているんです。公にできるのはそれだけですが、それは『ファー・フロム・ホーム』の後に起きたような離別のトラウマをファンのみなさんに味わってほしくないから。あんなことは今回は起こらないでしょうけど。」

ファイギ社長が言及している“離別のトラウマ”とは、『ファー・フロム・ホーム』の公開後、ソニーとディズニー/マーベルが契約条件で決裂し、あわや同作かぎりでスパイダーマンがMCUを離脱する可能性が浮上したこと。対立が報じられたのち、両社は歩み寄りを見せ、再契約が叶ったことから『ノー・ウェイ・ホーム』の製作が実現した。

今回、パスカル氏も再び「私たちはプロデューサーだから、すべてうまくいくと常に信じています」とコメントした。「私はファイギとのお仕事が大好きだし、トム・ロスマンを含め、私たちの間には素晴らしいパートナーシップがあります。彼(ロスマン)はソニーを指揮し、最高のアイデアを持つ最高のリーダー。この関係性が永遠に続くことを願っています」。

『ノー・ウェイ・ホーム』を経て、スパイダーマンの物語がどう続いていくのかはまだわからない。しかし、ファイギ氏は「スパイダーマンはいずれ再び登場します」と力を込めた。「それがいつ、どこなのかが面白いところであり、またお話しできないところなのです」

とにかく今は、MCU版スパイダーマン/ピーター・パーカーの『ホームカミング』3部作がどのような形で幕を閉じるのかが気になるところ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)公開だ。

Source: The New York Times

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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