『DUNE/デューン』続編が正式発表、2023年10月に劇場のみで米公開へ

「これは始まりにすぎない」。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が新たに手がけたSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編『Dune: Part Two(原題)』の製作が正式に決定した。あわせて、2023年10月20日に“劇場のみ”で米公開となることが判明。米ワーナー・ブラザース/レジェンダリー・ピクチャーズが発表した。(19:00 追記 :ワーナー・ブラザース・ジャパンより、2023年に日本公開されることも発表された。)
This is only the beginning…
Thank you to those who have experienced @dunemovie so far, and those who are going in the days and weeks ahead. We’re excited to continue the journey! pic.twitter.com/mZj68Hnm0A
— Legendary (@Legendary) October 26, 2021
2021年9月より世界各国で封切られた『DUNE/デューン』第1作は、34の国と地域で初登場1位を獲得。現時点までに世界興行収入2億2,300万ドルを記録している。製作可否の重要な決め手の1つだったであろうアメリカと中国での封切りから、わずか5日で続編が正式に決定した形だ。
このたびの発表で特筆すべきは、第2作の公開形式について。本国アメリカにおいて、第1作は劇場と米HBO Max配信での同日公開となったが、第2作では劇場のみでの公開となる。
米Samba TVによれば、『DUNE/デューン』第1作のHBO Maxでの視聴世帯数は約300万。最高記録を保持している『モータルコンバット』(2021年4月)の視聴世帯数の380万には及ばなかった。しかし、アメリカ国内の劇場興収額で比較してみると、『モータルコンバット』の累計4,220万ドルに対して、『DUNE/デューン』は公開から5日間で4,100万ドル。『DUNE/デューン』の劇場人気がうかがえる。
第2作には、第1作監督・脚本のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が続投する予定。主演のティモシー・シャラメをはじめ、キャストの出演については報じられていないが、揃っての続投が期待される。なお、制作費については8割をレジェンダリー、2割をワーナーが負担する契約で落着しているという。
正式始動にあたり、これまで並々ならぬ熱意を見せてきたヴィルヌーヴ監督は「レジェンダリーからちょうど、『DUNE:Part Two』が正式に始動するという連絡をいただきました」とコメント。「フランク・ハーバートの『デューン』を映像化することは私の夢でした。この夢を後押ししてくれるファン、キャストとクルー、レジェンダリーとワーナー・ブラザースの皆さんに感謝を伝えたいです。これは始まりに過ぎません」と語った。
ちなみに、第2作公開の約3ヶ月前となる2021年7月21日には、『DUNE/デューン』を絶賛していたクリストファー・ノーラン監督の最新作『Oppenheimer(原題)』が公開となる。2023年、映像革命のリーダー2人が映画業界に新たな風を吹き込んでくれるはずだ。
『Dune: Part Two(原題)』は、2023年10月20日に“劇場のみ”で米公開予定。
Source: Deadline,Box Office Mojo