マーベル「エコー」、『エターナルズ』との繋がりとは?

ディズニープラスで配信中のドラマ「エコー」では、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)史上2人目となる聾(ろう)者のスーパーヒーロー、エコー/マヤ・ロペスが登場。劇中では、第94回アカデミー賞で作品賞を受賞した『コーダ あいのうた』(2021)でも大きな注目を浴びたアメリカ手話(ASL)が用いられている。
そんな「エコー」には、2021年公開のマーベル映画『エターナルズ』との意外な共通点があった。『エターナルズ』といえば、MCUでは初となる聾者のスーパーヒーロー、マッカリが登場した作品。しかし、両作を繋ぐ共通点はもうひとつある。ASLの指導者を務めたダグラス・リドロフという人物の存在だ。
実はダグラス、『エターナルズ』でもASLコンサルタントを務めた人物。さらに、マッカリ役のローレン・リドロフの夫としても知られている。

ダグラスは配信開始にあわせてハリウッドで実施された「エコー」のプレミアイベントにも参加しており、Instagramでは「『エコー』での仕事は素晴らしいものでした!素敵なキャストと優秀な製作チームに感謝です」と喜びを綴っていた。「交差するコミュニティ同士の革新的なマインドセットと相互協力的なエネルギーには、これからもずっと影響を受け続けるでしょう」。
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ところでダグラスは、エコーの初登場作である「ホークアイ」にも参加している。携わったMCU3作品ではそれぞれ肩書きが変わっており、『エターナルズ』ではASLコンサルタント、「ホークアイ」ではASL言語コーチ、そして「エコー」ではより専門的な知識も求められるASLマスターに昇格した。今後のMCUにおいても欠かせない人物となってくるだろう。
ちなみにダグラスは、MCU以外のハリウッド作品でも活躍しており、『クワイエット・プレイス』シリーズや「マーダーズ・イン・ビルディング」(2021-)といった作品に携わっている。