「ホークアイ」エコー役、スピンオフの秘密を我慢できず家族に打ち明けてしまう ─「マーベルには内緒」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ホークアイ」(2021)に登場したキャラクター、エコー/マヤ・ロペスをメインキャラクターとしたスピンオフドラマ「エコー(原題)」が現在進行中だ。主演を務めるアラクア・コックスは、企画の存在を秘密にしなければならないとわかっていながらも、どうしても興奮を家族と共有したかったという。
米Colliderのインタビューにてコックスは、エコーのスピンオフについて、「『ホークアイ』を撮影している最中に知ったんです」と告白。「ホークアイ」はコックスにとって特別な作品であり、エコーというキャラクターはコックスが俳優として初めて演じることになった役だ。デビュー作にして重要な役を任されたわけだが、プレッシャーは計り知れないものだったに違いない。緊張しながら撮影に臨んでいた中、マーベル・スタジオから企画について伝えられたときは、「頭が真っ白になりました」と続けている。
「できれば撮影が終わってから教えて欲しかったです。全く予想もしていませんでしたし。まさに演技の世界に入り込もうとしていたときでしたから、撮影の途中で言われたときは、“なんてことだ!”ってとても驚きましたよ。」
このときはもちろん、エコーのスピンオフドラマはマーベル関係者のみしか知らないこと。家族であれ伝えてはならない機密情報だが、「すぐに家族にメールしたんです。(マーベルには)内緒にするよう言われていましたけど、それでも家族には言わなければならなかったので、それを守ることはできませんでした」とコックス。興奮を家族と分かち合いたかった様子のコックスいわく、「そのことについてマーベルには話していない」と隠し通していたそうだ。
一方で複雑な気持ちも抱いたというコックスは、「“自分の作品ができるなんて信じられない。なぜ私?”となりました」と吐露。もっとも、「今はこの機会に恵まれて本当に幸せな気持ちでいっぱいです」と前向きな姿勢を示している。
「エコー」ではエコー/マヤ・ロペスのオリジン・ストーリーが描かれ、「ホークアイ」でマヤが取った非情な振る舞いが、故郷へ戻った彼女を追い詰めるという。マヤが前へ進むことを望むならば、ネイティブ・アメリカンのルーツと再び絆を見い出して自分の過去と向き合い、コミュニティや家族の意味を受け入れなければならなくなる……。
本作の主要撮影は終了済み。Disney+にて2023年夏に独占配信予定だ。
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Source: Collider