【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』アイアンマンの超重要シーン、即興演技だった ─ 出演者が撮影の様子明かす

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アイアンマンの最期、即興で撮影されていた
このたび即興で撮影されていたことが判明したのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のクライマックスだ。サノス軍を倒すため、トニー・スターク/アイアンマンはインフィニティ・ストーンをサノスの手から奪い取り、自身のアーマーに装着すると指を鳴らす。こうして宇宙と人々を守ったトニーだったが、彼の身体はストーンのエネルギーに耐えられなかった。致命傷を負ったトニーは瓦礫に身体を預けると、妻であるペッパー・ポッツやピーター・パーカー/スパイダーマン、ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシンらに見守られながら命を燃やし尽くすのである。
スパイダーマン役のトム・ホランドは、インドのメディアPINKVILLAから「あのシーンはどんなふうに撮ったんですか?」との質問を受け、撮影現場の様子を振り返っている。
「面白い撮影でしたよ。あのシーンを撮った時、実際の脚本はまったくなかったんです。セットにいたのは、ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)とルッソ兄弟(監督)、僕、ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、ドン・チードルだけ。どういうことが起こるのか、どんなふうにしたいのかを聞いて、即興で演じました。」
トムの言葉から分かるのは、キャプテン・アメリカとソーがトニーたちを見つめるカットは別々に撮影されていたこと、また執筆された脚本が出演者に手渡されていなかったことだ。アイアンマンの死という最重要シーンだけあって、アンソニー&ジョー・ルッソ監督のみならず、ケヴィン社長も撮影に深く関わっていたらしい。
「とても重要なシーンをああいう風に撮るのは、ものすごく面白かったです。とても感動的な一日だったし、思い出しても、あの日が(『エンドゲーム』の撮影で)一番とんでもない日だった気がしますよ。本当に素晴らしかったし、とても良いシーンになりましたよね。」
瓦礫に倒れ込んだトニーは、もはやペッパーやピーター、ローディの声にもほとんど反応せぬまま、何も言い残さず静かに息を引き取っている。ジョー監督によると、この演出も「この状況に忠実に演じたい」というロバートの意志から生まれたものだったとのこと。即興で作り上げられたこのシーンには、ほかにも俳優たちのアイデアが存分に活かされているとみられる。
ちなみに本作の撮影では即興演技が多く取り入れられており、映画の序盤、トニーがスティーブ・ロジャースに怒りをぶつける場面もロバートの即興で構築されていたことが明らかになっている。即興で作ろうと決める製作チームもスゴいが、要求に全力で応え、見事なシーンを作り上げてしまう俳優陣も本当にスゴい。『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、実に贅沢な創作によって生まれた賜物なのだ……。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html
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Source: PINKVILLA