【ネタバレ】なぜ『アベンジャーズ/エンドゲーム』は物語を◯◯◯にしたのか ─ ◯◯◯のヒーローたちは「◯◯◯」の◯

5年後のヒーローは「もしも」の姿
サノス殺害から5年後、ナターシャ、スティーブ、トニーが前項で述べた人生を歩んでいたころ、ソーは「ニュー・アスガルド」に友人のコーグとミークを呼んでゲームとケーブルTV(故障中)にビール三昧。事実上サノスに敗れたソーの心の傷は癒えず、自堕落な生活を送っていた。かつてのたくましい姿からは想像もつかぬ変貌である。
マクフィーリーによれば、脚本家はここでマーベル・コミックスの「What If(もしも)」シリーズから着想を得た。このシリーズは、その名の通り”もしもの展開”を描くアンソロジー。この発想にならって「もしもヒーローたちが敗北したら」と検討した結果、「ソーは太る、ナターシャはふさぎ込む。スティーブは意気消沈。トニーは自分の人生を歩む。ハルクはスーパーヒーローになる」そして「クリントが殺人鬼になる」という展開が発案されたのだ。
もっとも、当初はソーを太ったひきこもりにせず、復讐の任務に挑ませるというところから検討を始めたという。ところが、復讐のソーは既に『インフィニティ・ウォー』で描いていた(サノスを連れてこい!)。
復讐は「これまでのソーの全てだった」というマルクス。「そしていつも失敗するんです。」では、本当に追い込まれたソーはどうなるのか?そこで導き出された答えが、「ただ飲んだくれて太る」ことだったと、マクフィーリーは解説している。
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映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html
Source:NYT