『ロード・オブ・ザ・リング』イライジャ・ウッド、再びニュージーランドで冒険 ─ 新作映画の主演が決定

イライジャ・ウッドが『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのロケ地で親しんだニュージーランドに再び帰ってくる。ニュージーランドを舞台にした冒険映画『Bookworm(原題)』に主演することを米Varietyが報じた。
監督を務めるのはニュージーランド出身の映画プロデューサー、アント・ティンプソン。『ABC・オブ・デス』(2012)『ターボキッド』などの製作に関わり、監督デビュー作『プライス -戦慄の報酬-』(2019)でもイライジャを主演に起用。ブラックコメディ・ホラー映画『The Greasy Strangler(原題)』ではイライジャとともにプロデュースを務めている。
『Bookworm』でイライジャが演じるのは、12歳の少女・ミルドレッドの父親であるマジシャンのストラーン・ワイズ役。母親が入院し、離れ離れになったことで生活が一変してしまった娘の世話をするようになったストラーンは、本好きの娘を楽しませるため、ニュージーランドの大自然に彼女を連れていく。2人は家族の絆を賭けた試練に乗り出し、カンタベリー・パンサーと呼ばれる神話上の生き物を探す旅に出る。
本作の『Bookworm』というタイトルはアンソニー・ホプキンスとアレック・ボールドウィン共演の映画『ザ・ワイルド』(1997)で劇作家のデヴィッド・マメットが元々脚本につけていた名前を引用しているもの。ティンプソン監督と脚本のトビー・ハーバードは「広大な自然と、自分は何でも知っていると思っている本好きのキャラクター」がこの2作品に共通するものだとコメントしている。
ティンプソンは「本作は私たちが成長過程で見てきた、大人と子どもが同じように悪ふざけを楽しめる70年代の映画へのラブレターのようになるでしょう」と語っている。配給会社ミスター・スミス・エンターテインメントのCEOデビッド・ギャレットも「スマートかつ、からりとしたウィットに富み、活き活きとしたエネルギーに満ちていて、ニュージーランドの映画の最高峰を思わせる」と述べ、本作への期待と『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズへのリスペクトを示した。
映画『Bookworm(原題)』は2023年の3~4月にニュージーランドで撮影予定。
Source: Variety