ゾーイ・サルダナ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』女性ヒーロー集結シーンの舞台裏語る ─ 「寒いとか、もうヤダとか」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のクライマックスシーンでは、インフィニティ・ガントレットを抱えるスパイダーマン/ピーター・パーカーを助ける場面で、女性スーパーヒーローが大集結してサノスに立ち向かうシーンがフィーチャーされている。米Entertainment Weeklyの取材で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでガモーラ役を演じるゾーイ・サルダナが、この賛否両論となっている場面について訊かれ、自身の思いを話した。
「間違いなく特別なシーンになると分かっていたし、(監督の)ルッソ兄弟が“アクション!”と言う度に、私たちはそう感じていました。」
サルダナにとっては、女性ヒーロー集結シーンは画期的で大きな意味があった様子。その舞台裏では女性キャストが揃いに揃ったことにより、まるで女子会のようなノリだったとも明かしている。
「私が覚えているのは、このシーンは私を人間らしく、現実を感じさせてくれる人生の要素があったということです。私たちは、衣装とかメイクとか、ウィッグの着け心地が悪いとか、撮影セットが寒いとか、もう現場にいたくないとか、もっと出演したいとか、不満を言っていました。単に私たちは女子のままだったんです。一緒に集まってタフな演技をこなしたことも、すごく特別でした。」
どうやら、多くの女性キャストが集まったことで、かつてないほど独特の雰囲気が現場で生まれたようだ。女性ヒーローチーム “Aフォース”を予感させるシーンにはこのガモーラをはじめ、キャプテン・マーベル、シュリ、マンティス、ヴァルキリー、ワスプ、オコエ、ペッパーといった、MCUで大活躍する女性ヒーローが集結している。
サルダナが賛否両論のシーンを好意的に受け止めているのに対し、『ザ・マーベルズ(原題)』のニア・ダコスタ監督は、「私も、マーベル全女性キャラクターが集結した6秒間を目にしました。一度はゾクゾクしたけど同時に凄くムっとして、“これを2時間やってよね”と感じました」と意見していた。
MCU映画の女性スタッフ&キャストの中でも、女性ヒーロー集結シーンに対しては様々な意見があるようだ。
Source:Entertainment Weekly