『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』結末、撮影中に変更されていた ─ 脚本完成後の微調整、デイジー・リドリーが明かす

『スター・ウォーズ』新3部作の、そして「スカイウォーカー・サーガ」の完結編となる映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題:Star Wars: The Rise of Skywalker)』の結末には、脚本の完成後も変更が加えられたという。米シカゴにて開催された「スター・ウォーズ・セレブレーション」の会場にて、レイ役のデイジー・リドリーが明かしている。
米国の記者ジェイク・ハミルトン氏は、デイジーに『スカイウォーカーの夜明け』の結末をどのように知ったのかと直撃。そこでデイジーは、早くも製作のこぼれ話を語っている。
「(結末は)J・J(・エイブラムス監督)が教えてくれて、その後に脚本を読みました。それから少し変わりましたね。どのエンディングもよく似ていたんですが、新しく伝えられたものには、ちょっと違った雰囲気が加わっていたんです。素晴らしかったですよ。先に知らされていたことに、フィルムメーカーと一緒に取り組むのは良いものですから。」
Daisy Ridley tells me about how SHE learned about the ending of THE RISE OF SKYWALKER! pic.twitter.com/xYijqmKusL
— Jake Hamilton (@JakesTakes) 2019年4月14日
『スカイウォーカーの夜明け』のストーリーが明かされていない現状、その結末については当然知るよしもない。しかし脚本・監督を兼任したJ・Jは、自身の用意した結末を撮影段階までブラッシュアップし続けていたようだ。本作の撮影では俳優の即興演技が積極的に採用されていたという証言からも、脚本だけにとらわれるのではなく、自由な発想に作品を向上させていくJ・Jの戦略が見てとれる。
その一方でデイジーは、自身の撮影した結末について「どう変わるのかを必ずしも知っているわけではないんです」とも述べている。「カメラの前で撮影はしましたけど、どう変わるのかはわかりません。だからみなさんと一緒で、観るのが楽しみなんですよ」。すなわち編集作業を経て、物語のラストにさらなる変化がもたらされる可能性もあるということだろう。
ちなみにJ・Jが手がけた『フォースの覚醒』(2015)のラストシーンは、『最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン監督の意向によって一部変更されたことが明らかになっている。ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが撮影した映像は、『最後のジェダイ』冒頭にきちんと繋がるよう、編集段階で一部削除されていたということだ。さて、『スカイウォーカーの夜明け』の結末はどのように変更されたのか…? きっと劇場公開時には、さらなる裏話が飛び出してくることだろう。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題:Star Wars: The Rise of Skywalker)』は2019年12月20日(金)日米同時公開。
Sources: Jake Hamilton, CB