マーベル新作映画『エターナルズ』にサルマ・ハエックが出演か ─ 『デスペラード』『ヒットマンズ・ボディガード』など

『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経て、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)が「フェイズ3」と「インフィニティ・サーガ」の両方に幕を閉じようとしている今、新章の幕開けとなる作品のひとつとして企画されているのが『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』だ。
このたび米The Wrapは、『エターナルズ』にメキシコ人女優サルマ・ハエックが出演すると伝えている。『デスペラード』(1995)や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996)で知名度を高め、『フリーダ』(2002)『五日物語 -3つの王国と3人の女-』(2015)『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)など、アクションからドラマまで幅広く活躍している人物だ。
今回の報道では、ハエックとマーベル・スタジオの契約交渉などについて詳細は伝えられていない。なお、本作でハエックが演じる役どころについても不明だ。
『エターナルズ』は、数百万年前に地球を訪れた巨大な宇宙種族「セレスティアルズ」が人類への遺伝子実験によって生み出した種族「エターナルズ」を描く物語。エターナルズにはスーパーパワーとほぼ不死の肉体が与えられたが、時を同じくして邪悪な種族「ディヴィアンツ」も誕生。人類史の裏側にはエターナルズとディヴィアンツの存在があったとされる。
本作には、宇宙の力を与えられた男性イカリス役で「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)『シンデレラ』のリチャード・マッデン、同じく宇宙の力を持ちながら人間界で生活する女性セルシ役で『トゥームレイダー』シリーズや『チェンジリング』(2008)のアンジェリーナ・ジョリーが出演交渉に入っているという。そのほか『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)のクメイル・ナンジアニ、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)の韓国人俳優マ・ドンソクも出演すると報じられている。ハエックが加わるとなれば、マーベル・スタジオが近年熱心に取り組んでいるキャスティングの多様性確保がさらに前進することとなりそうだ。
監督は『ザ・ライダー』(2017)がカンヌ国際映画祭で絶賛されたクロエ・ジャオ、脚本はマシュー&ライアン・ファーポ。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、本作が“何万年にもわたる壮大なスケールの群像劇”になることを示唆している。
映画『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』の公開時期は不明。撮影は2019年内に実施される見込みだ。
Source: The Wrap