マーベル『エターナルズ』インディーズ映画のように撮影された ─「自然光を駆使しながら、ほぼロケ撮影」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)による『エターナルズ』は、セレスティアルズという名の宇宙種族が人類への遺伝子実験で生み出した特殊種族、“エターナルズ”を描く一大群像劇。そんな本作は、壮大で野心的な映画でありながら、インディーズ映画のような撮影手法で製作されたのだという。
このように語るのは、『エターナルズ』セルシ役のジェンマ・チャン。英Empireのインタビューにてチャンは、本作の撮影背景ついて、「インディーズ映画のように、自然光を駆使しながら、ほぼすべてロケ撮影で製作されました。しかもその撮影のほとんどが、マジックアワーの中で行われましたよ」と説明している。
本作の監督を務めたのは、『ザ・ライダー』(2017)『ノマドランド』(2020)のクロエ・ジャオ。カンヌをはじめ、ヴェネツィアやトロント国際映画祭、アカデミー賞での受賞歴を持つ気鋭の監督は、いずれの作品でも雄大な自然をありのままに捉えながら、ダイナミックなヒューマン・ドラマを届けてきたことで知られる。
そんなジャオのスタイルとセンスについてチャンは、「壮大で野心的な映画でも継承されている」のだという。スーパーヒーロー超大作というかつてない規模の作品でありながらも、ジャオはCGを使用することを極力控え、監督としてのこだわりである実写撮影を貫き通したというわけだ。
ちなみに、ジャオのスタイルについて、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギは「本当に感動しました」と絶賛していた。『アベンジャーズ』シリーズのようなスペクタクルなバトル・アクションだけでなく、息を呑むような映像美も見られる一作となりそうだ。
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Source: Empire