クリス・エヴァンス、キャプテン・アメリカ役を「再演することはない」と断言 ─ 「もう僕のものですらない」

『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』シリーズを牽引してきたキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース役のクリス・エヴァンスは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を卒業した。しかし、その後もエヴァンスが同役でカムバックする噂が囁かれるなど、ファンが復帰を願う声が後を絶たない。
これまでにエヴァンスは、キャプテン・アメリカ役を「恋しく思う」と発言したこともあれば、『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4作でタイトルロールを襲名するファルコン/サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーについて、「彼以上の適役はいない」と称えていた。しかし、その度に何を言っても再演を期待されてしまうエヴァンスが、今回はかなりキッパリと復帰を否定している。Disney D23のポッドキャスト番組で、こう断言している。
「いいえ。(この役を僕が再演するとは)思いません。それは素晴らしい旅路だったし、このキャラクターは僕にとって本当に大切であり、とても価値のあるものなんです。ただ、この役に戻るといっても、実際のところ、この役はもう僕のものでさえありません。この役はアンソニー・マッキーのものですから。」
あくまでエヴァンスは、『エンドゲーム』のラストでキャプテン・アメリカの盾をファルコンに託したように、この役をマッキーに任せたのであり、自分の役目は終わったと感じているようだ。さらにエヴァンスは、キャップではなくスティーブ・ロジャースとしてカメオ出演することにも慎重になるだろうと言い、こう続けている。
「あの映画が成し遂げたことが大好きです。だから役に復帰し、そのレガシーを奇妙にも拡大する可能性があって、それが上手くいかなかった場合、動揺してしまうでしょう。だから完璧に近いレシピが必要であり、それはあり得ないでしょうね。」
以前にもエヴァンスは、キャップ役の再演について「難しい注文」だと反応し、復帰条件は「完璧なものでなければならない」と述べていた。
ちなみにエヴァンスは、2022年7月15にNetflixで配信開始されるアクション大作映画『グレイマン』が待機中で、ドウェイン・ジョンソンと共演する『Red One(原題)』をはじめとする複数の新作映画を控えている。
Source:Disney D23