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FOX版『ファンタスティック・フォー』は「過小評価されていた、間違った批評をする人が多かった」とザ・シング役

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
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20世紀フォックス製作『ファンタスティック・フォー』シリーズ2作でザ・シング/ベン・グリム役を演じたマイケル・チクリスが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』を経て、フォックス版の再評価に謝意を表した。

チクリスがベン・グリム役を演じたのは、ティム・ストーリー監督による『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005)『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)。米Colliderのインタビューでは、オンラインで再評価の声があがっていることを喜んだ。

「(当時は)間違った批評をする人がたくさんいました。彼らは僕たちの映画をひどく中傷し、観客にはとても愛されていたにもかかわらず、非常に過小評価していた。批評家はあまり評価しなかったものの、観客は好意的に受け止めていたという例のひとつで、それは今でも変わりません。私はいつも、“言いたいことは言えばいいよ、観客は観に行くから”とひそかに思っていました。」

米Rotten Tomatoesによると、『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』は批評家スコア28%に対し、観客スコアは45%。『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』は批評家スコア37%に対し、観客スコア51%。チクリスは「観客は好意的に受け止めていた」と述べているが、当時から賛否両論の傾向はあったことは確かだ。

とはいえ、チクリスは作品の評価が変化していることを感じている。「長い時間が経って、“家族向けの楽しい映画だ、彼らは正しいことをしていたんだ”と認識してもらえています。完璧ではないかもしれませんが、本当に良い映画です」。2作あわせての世界興行収入は6億3,500万ドル。チクリスは「10億ドルの4分の3を稼いだわけです。決して、誰もが正気を失っていたわけではないんですよ」とも言っている。

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ちなみにチクリスは、早くからMCU版にエールを送っていた人物でもある。今回のインタビューでも、「作品に携わった皆さんの幸運を祈っています。僕も(ベン・グリム役では)素晴らしい経験をしたので、とにかく成功してほしいし、とても好調のようですね」と話した。

残念ながらインタビューの時点ではMCU版を観られていないというが、新たにベン・グリム役を演じた「エボン・モス=バクラックのことは大好き」だという。「彼は素晴らしい俳優。ザ・シング役でどんな演技をしているのかを本当に楽しみにしています」。

Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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