「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ホアキンの未来やいかに ─ 演じる俳優、再演に「100%やる」

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)までのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品でクリス・エヴァンスが演じてきたキャプテン・アメリカからの継承をテーマに、サムとバッキーの物語が描かれてきた「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」。全6話のストーリーでは、次世代を担う新キャラクターたちも登場し、彼らの更なる活躍が示唆される締めくくりとなった。
この記事には、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話までのネタバレが含まれています。

第1話にて初めて姿を見せたホアキン・トレスも新キャラクターのひとり。原作コミックでは、2代目キャプテン・アメリカを襲名した初代ファルコンであるサム・ウィルソンの後任として、2代目ファルコンに就任するという設定だ。本シリーズでは、ホアキンが2代目ファルコンとなる瞬間こそ訪れなかったものの、そのための伏線とも思われる描写が登場した。第5話劇中、壊れたファルコンのウィングユニットを、サムがホアキンに預けたのだ。
続く第6話ではホアキンに関する新展開は見られていない。もっとも、演じたダニー・ラミレスは、今後のMCUでホアキンの物語が掘り下げられていくことに対して前向きであるようだ。米ComicBookMovieの取材の場で意欲を見せている。
インタビュアーより、ファンが原作コミックを通して知ってきたホアキン・トレスというキャラクターに対して、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でどのようなアプローチを行ったのかを訊かれたラミレス。これには、「コミックとMCUの違いを無くしたいとは思いませんでした」と答えている。「(ドラマでは)ホアキンのオリジンストーリーを知らないわけですから」。
こう語るラミレスは、「彼(ホアキン)がどこから来て、どうやって空軍に入ったのかを知る機会があったら嬉しかったですね」と続ける。以前、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の脚本を手がけたマルコム・スペルマンは、ホアキンについて、「もし10話あったら、彼のために重要な展開を作ってあげられた」と語っていた。ラミレス自身、「ホアキンの過去や未来には発見すべきことがまだたくさんある」と考えているようで、「いろんな挑戦や楽しみがあります」と話している。
現状ラミレスは、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」以外のMCU作品でスタジオ側と結んでいる契約は無いようだが、再演を依頼された際には「“100%やります”と答えます」と、米TV Lineのインタビューで明かしている。サムのストーリーが継続されるという『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4作の製作も決定しているため、ホアキン再登場の機会は大いにありそうだ。
Source: ComicBookMovie,TV Line