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「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」悪役バトロック、ファルコンとの再戦を示唆 ─ 「こっちは準備できてるぞ」

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
© 2021 Marvel

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)から、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021)へ。7年越しのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)再登場を果たしたヴィラン、バトロック・ザ・リーパー/ジョルジュ・バトロック役のジョルジュ・サンピエールが、ファルコン/サム・ウィルソンとの再戦を示唆した。

この記事には、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第1話『新たなる世界秩序』のネタバレが含まれています。

バトロックは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の冒頭、S.H.I.E.L.D.の船舶を占拠したテロリストとして登場。暗殺任務をこなしてきたフランスの元工作員という設定で、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースと甲板で激しい格闘を繰り広げるも敗れた。彼は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でも、第1話『新たなる世界秩序』の冒頭、米軍機をジャックした犯罪組織LAFの一員という役割で登場している。今回はファルコン/サム・ウィルソンから逃げ切ろうとするも乗っていたヘリが爆発し、命からがら脱出した。その後、バトロックの動向はわかっていない。

ET Canadaのインタビューにて、サンピエールは「ひとつだけ言えることがあるなら、ファルコンに“こっちは準備できてるぞ”と言いたい。もうあんなラッキーはないからな、って」とコメント。シリーズのどこかで再び姿を現すだけでなく、さらにハードなアクションの見せ場があることも示唆した。

「何もバラせないから、言葉には気をつけないと。一緒に(アクションの)振付をずっと練習していたことがありました。あれは流れで演じるものだから、セットにすごく長時間いることもあります。アンソニー(・マッキー)は大変で、セリフも振付も全部覚えなきゃいけない。とても大変だったに違いないですよ。一緒に一日中、何時間も振付をやりました。」

第1話でバトロックとファルコンが戦ったシーンでは、ファルコンのセリフはごく限られたものだった。おそらく、今後はアクションとセリフがさらに絡み合った対決が待っているものと思われる。「ファルコンはキャプテン・アメリカの跡を継げるんでしょうか?」との質問に、サンピエールは「継げるかもしれないけど、これからどうなるんでしょうね」と応答。「バトロックが準備をしていることは確かだし、次に会ったら絶対倒します」と宣戦布告した。

もっとも秘密主義で知られるマーベル・スタジオは、サンピエールにも物語の全貌を明かしていないという。「僕が知っているのは、自分の役を演じるために知っておくべきことだけ。ストーリーの全部は知りません」。

ところでサンピエールは、総合格闘技の世界で約15年にわたり活躍してきた元格闘家である。UFCのミドル級&ウェルター級の世界王者であり、殿堂入りも果たした実績の持ち主だ。『ウィンター・ソルジャー』撮影時は格闘家として多忙な日々を送っていたが、2019年に引退して俳優業に転身。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の打診があったのはちょうど格闘家を引退したころだったといい、「完璧なタイミングでした。本当に運が良かった」と語っている。

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は配信中。

Source: ET Canada

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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