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「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン2の可能性高まる、エミー賞ドラマ部門に提出へ ─ 「ワンダヴィジョン」はリミテッド・シリーズ部門

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
© 2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシーズン2が製作される可能性がにわかに高まってきている。米IndieWireは、本作がエミー賞のドラマ・シリーズ部門に提出される見込みであることを報じている。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界を舞台に、ファルコン/サム・ウィルソンとウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズの新たな冒険を描く「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は、1シーズン限りのリミテッドシリーズとなることが早くから示唆されていた。しかし今回、プロデューサーのネイト・ムーア氏は、本作のドラマ・シリーズ部門での提出を早くから検討していたことを明かしている。

「シリーズの立ち上げから考えていたことですし、作品を作りながら考えたことでもあります。“これはドラマ・シリーズ部門がいい!”ということではなく、(『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は)私たちの典型的な作品に比べると、もう少しドラマティックなところがあるからです。Disney+とはいえ、初めてテレビに進出する作品のひとつとして、この作品が挑戦するにはふさわしいことだと思いました。」

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かねてよりマーベル・スタジオは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」を含むテレビ作品の将来的な計画を明言しておらず、今回もムーア氏はシーズン2の製作をはっきりとは認めていない。ただし、ムーア氏がこう述べたことには注目しておくべきだろう。

シーズンの終わりには、きっと今後のシーズンで描ける可能性をご覧いただけることでしょう。[中略]『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、キャプテン・アメリカや盾の存在を通して、それぞれのキャラクターの視点からスーパーヒーローの遺産に向き合うことがテーマ。いつまでも新鮮な物語ですから、今後のシーズンでも再び描くことができると思います。」

なおムーア氏によると、アンソニー&セバスチャンをともに主演男優として位置づけるか、主演・助演の区別をつけるかは未定。一方、同じくMCUのドラマシリーズとして人気を博した「ワンダヴィジョン」はリミテッド・シリーズ部門に提出される方針であることを明かした。「『ワンダヴィジョン』は一度きりしか作れない作品だと思います。彼女(ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ)はあの“現実”にはもう戻れませんから」。

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は配信中。

Source: IndieWire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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