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『アベンジャーズ/エンドゲーム』マーベル社長が爆弾発言、ヒーローは「全員いつか死ぬ可能性がある」

アベンジャーズ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

『キャプテン・マーベル』そして『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開を間近に控えた、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長からまたしても爆弾発言が飛び出した。これまで世界中のファンを時に喜ばせ、時に動揺させてきた“ケヴィン社長語録”の最新作が登場である。

このたびケヴィン社長は、“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)史上最強のヒーロー”であるキャプテン・マーベルのお披露目に先がけて米ScreenRantのインタビューに登場。ほぼ無敵の力をもつキャプテン・マーベルを、いかにリアルな、弱みをもった人物として描くのか。この質問について、ケヴィン社長はあっさりと答えてみせた。

「(コミックの)キャラクターに――特にマーベルのキャラクターに――無敵の存在、不死身の存在はいません。『アベンジャーズ』(2012)でロキがソーに言っていたように、彼らの全員に、いつか死ぬ可能性があるわけです。いつか、そうしたところを見ることになるかもしれません。いつか描くことになるかもしれませんね。」

キャプテン・マーベルの具体的な描き方については触れず、ケヴィン社長はマーベルのキャラクターが有している“弱さ”を強調した。キャプテン・マーベルですらいつか死ぬかもしれない、すなわちほかのヒーローたちは、ということであろう。

Kevin Feige / ケヴィン・ファイギ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kevin_Feige_(28556369381).jpg

思えば、これまでにもMCU作品は登場人物の死をしばしば描いてきた。それゆえケヴィン社長の発言には不思議なところは一切ないわけだが、MCUはスーパーヒーロー映画のシリーズである。スーパーヒーローたちですら「全員に死ぬ可能性がある」と言われてしまう、そんなハードな世界観をわたしたちは楽しんでいたわけだ。しかも恐ろしいのは、すでに世界中の観客が『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の壮絶な展開を目撃していること。さらに現在、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスやソー役のクリス・ヘムズワースらが『エンドゲーム』をもって“卒業”するといわれていることだ。

もちろんケヴィン社長は、この発言によってなんらかの展開を示唆しているわけではない。それでも状況を考えると、この「いつか死ぬかも」発言は、MCU史上もっとも重いものとしてファンのもとに届いてくるだろう。自分の愛するキャラクターは、ちゃんと今後も生き抜いていってくれるだろうか?

ちなみに、ケヴィン社長がファンを相手にサディスティックな発言を繰り出すのは今回が初めてではない。『インフィニティ・ウォー』の結末にファンが驚愕し震え上がったことに対して、社長は「素晴らしい反応でしたね、まさに私たちが求めていたものでした」「最高のリアクションでしたよ、ほんと最高だった」とのコメントを残しているのだ。完全に鬼ファイギである。

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

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Source: SR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。