ハリソン・フォード、マーベル映画で米大統領役演じる

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』でハリソン・フォードが演じるサデァイス・“サンダーボルト”・ロス将軍は、劇中でアメリカ大統領として登場することがわかった。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが米Entertainment Weeklyにて明かした。
MCU初参戦となるフォードが演じるのは、シリーズ過去作でウィリアム・ハートが演じた役。ハートが2022年3月に逝去したため、その後任を務める。
ファイギは「ハリソン・フォードが役を引き受けてくれたことが信じられない」「仕事量に対して、彼は疲れ知らず」と語ると、「サディアス・ロスは間違いなく大役ですよ。本作では、アメリカ大統領なんです」と明らかにした。
MCUにおける米大統領としては、『アイアンマン3』(2013)にマシュー・エリス大統領(ウィリアム・サドラー)が登場。悪役の標的になり、拉致されるという展開だった。
ロス将軍はこれまでにアメリカ国務長官として登場しており、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)ではアベンジャーズにソコヴィア協定を提唱。シリーズにおける政治的な役割の象徴だったキャラクターだ。
「ハリソンといえば『エア・フォース・ワン』」とファイギは続ける。フォードが米大統領を演じた1997年のアクション映画だ。「それから『今そこにある危機』での大統領との対立がありましたよね」と、米大統領との物語が描かれるフォードのフィルモグラフィーを振り返るファイギ。「本作では、ロス大統領とサム・ウィルソンの関係性が描かれます。2人には歴史があるのですが、本作では、キャプテン・アメリカとアメリカ大統領の関係性が見られる。これが素晴らしいんですよ」。
フォードが演じるロス将軍は、原作コミックでは「レッドハルク」と呼ばれる赤い肌のハルクに変身する設定もある。ファンの間ではその変身説も唱えられているのだが、大統領役やレッドハルク説など、注目どころの多い大役となることは間違いない。
『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー』は2023年3月頃に撮影開始予定。ファイギもこの度、「比較的まもなく撮影を開始します」と伝えている。
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Source:Entertainment Weekly