ジェイミー・フォックス、過去の性的暴行容疑で訴訟される

『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)や『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)などで知られる俳優のジェイミー・フォックスが、2015年に起こしたとされる性的暴行容疑で2023年11月22日(現地時間)、訴訟された。
原告は匿名の女性。公開された訴状によると女性は2015年8月26日、ニューヨークのルーフトップバー店内でフォックスに出会った。深夜1時になると女性はフォックスに接近し、記念撮影を頼んだ。フォックスは「もちろんさベイビー、君のためなら」と応じ、数枚の写真を撮影した。
するとフォックスは「ワオ、君はスーパーモデルのような身体だね」「いい匂いがする」「ニッキーに似ている」と女性に発言。女性が「ニッキーって誰?」と尋ねると、女優のガブリエル・ユニオンのことだと答えたという。
フォックスは、女性の腕を掴んで屋上の奥まった場所に連れていき、そこで彼女の衣服の中に手を入れて胸を触り始めたという。女性が逃れようとした時、付近に警備員がいることに気付いたが、警備員は事態を目撃しながらも距離を置いて離れた。さらにフォックスは女性の下着の中にまで手を入れ、膣と肛門にも指を入れたのだと、訴状には記されている。そこに女性の友人が探してやってきたことで、フォックスはようやく行為をやめて離れたという。
原告は、この性的暴行容疑によって引き起こされた痛みや精神的苦痛、不安、屈辱に対する補償を求めている。原告は治療を要し、これによって日常生活に支障をきたしたこと、この出来事による精神的苦痛が永久的に影響を及ぼすことを訴えている。また、現場となったバーとそのオーナーについても、従業員への適切な監督を怠ったとして被告に挙げている。
本件は、ニューヨーク州において2022年5月に制定された「成人サバイバー法(Adult Survivors Act)」に基づいて受理された訴訟の一つ。この法は、時効が経過した過去の性犯罪の被害者が、2022年11月24日から2023年11月24日において民事訴訟を申し立てられるようにするものだ。
いくつかの現地メディアはフォック側にコメントを求めたが、返答は得られなかったという。
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Source:documentcloud,Variety,TMZ