ジェイミー・フォックス、過去の性的暴行容疑を否定 ─ 「この人物は2020年にもほぼ同様の訴訟を起こしている」
俳優のジェイミー・フォックスが過去の性的暴行容疑で訴訟された件について、フォックス側の広報担当者が事実無根とする声明を発表した。
「申し立てられた事件は、実際には起こっていません。この人物は、2020年もブルックリンでほぼ同様の訴訟を起こしました。この件はその後、すぐに棄却されていました。今回の訴えも当時と同様で、現在も通用するものではありません。また棄却されるものと確信しています。そして棄却されたら、フォックス氏はこの軽薄な訴訟を繰り返し起こした当該人物とその弁護士に対し、悪意ある起訴について請求するつもりでいます」
この訴訟の原告は匿名の女性で、今から8年前である2015年8月に米ニューヨークのルーフトップバーでフォックスに性的暴行を受けたとされるものだった。女性が店内でフォックスに記念撮影を頼んだところ、フォックスに腕を掴まれて店の奥まった場所へと連れて行かれ、身体を触られるなどの暴行を受けたというものだった。
これは、ニューヨーク州において2022年5月に制定された「成人サバイバー法(Adult Survivors Act)」に基づいて受理された訴訟の一つ。この法は、時効が経過した過去の性犯罪の被害者が、2022年11月24日から2023年11月24日において民事訴訟を申し立てられるようにするものだ。
24日の提出期限を前に、フォックスをはじめとする著名人たちが相次いで訴訟を起こされている。現在特に話題となっているのは、ガンズ・アンド・ローゼスのフロントマンであるアクセル・ローズで、34年前の性的暴行容疑をかけられている(ローズ側の弁護士は「架空の請求」だとして否定している)。そのほか、俳優のキューバ・グッディング・ジュニア、ラッパーのショーン・コムズ、音楽業界の重鎮L.A.レイドやニール・ポートナウ、コメディアンのビル・コスビー、ビーツ・エレクトロニクス創業などで知られる実業家ジミー・アイオヴィンなども、過去の疑惑について訴訟された面々だ。
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Source:Deadline