エル・ファニング、『ゴッドファーザー』舞台裏を描く映画に出演へ ─ オスカー・アイザック&ジェイク・ギレンホール共演作

『ネオン・デーモン』(2016)や『マレフィセント』シリーズのエル・ファニングが、『ゴッドファーザー』(1972)の製作舞台裏を描く映画『Francis and The Godfather(原題)』に出演することがわかった。オスカー・アイザック&ジェイク・ギレンホールが共演することでも話題の作品だ。米Varietyなどが報じている。
『ゴッドファーザー』は、コルレオーネ・ ファミリーというアメリカで絶大な権力を握る一家の栄華と衰退を描いた映画史に残る名作。さまざまな映画に影響を与えて、現在も世界中から支持を受ける同作だが、製作までの道程は決して楽ではなかった。
本作では映画化する上での資金面やキャスティング、闇社会という過激な内容を巡り、当時31歳と若手だった監督のフランシス・フォード・コッポラ(オスカー・アイザック)と、プロデューサーのロバート・エヴァンス(ジェイク・ギレンホール)ひきいるパラマウント・ピクチャーズとの対立が描かれる。
エル・ファニングが演じるのは、アリ・マッグローという実在の女優で、ロバート・エヴァンスと結婚していた妻だ。マッグローは、『さよならコロンバス』(1969)で注目を浴び、『ある愛の詩』(1970)にてアカデミーおよびゴールデングローブ賞の候補にまで選出された実力派女優としても知られており、スティーヴ・マックイーンとは『ゲッタウェイ』(1972)での共演後に結婚している。
上述の出演者のほかには、『透明人間』(2020)エリザベス・モスが名を連ねている。 モスが演じるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督の妻、エレノア・コッポラだ。監督を務めるのは、『レインマン』(1988)のバリー・レヴィンソン。監督のほか、アンドリュー・ファロッテによる初稿を練り直す形で脚本も兼任する。なお撮影は、2021年秋頃に開始予定とのことだ。
Source: Variety