打ち切りとお蔵入り、ブレンダン・フレイザーはまたDC作品に再登場するか?「オープンな気持ちでいます」

『ハムナプトラ』シリーズや『センター・オブ・ジ・アース』(2008)で知られるブレンダン・フレイザーは、これまでにDCコミックス原作作品に2回登場している。今最も高く評価され、更なる活躍が期待される俳優の1人であるフレイザーが、今後またDC作品に登場する可能性はあるだろうか。米Variety向けのインタビューにて明かしている。
A24作品『ザ・ホエール』の演技でアカデミー賞主演男優賞受賞も有力視されているフレイザー。これから先、オファーが絶えないことは確実だが、多くの俳優陣がこぞって切望するスーパーヒーローものへの興味はあるのだろうか。

DCコミックス原作のドラマ「ドゥーム・パトロール」(2019-)では元人間のロボット、クリフ役を演じたが、ロボット姿のため、メインは声の演技。身体の演技はライリー・シャナハンが主に担当しており、さらに本作は現行シーズンであるシーズン4にて打ち切りが決定している。
また、同様にDCコミックス原作の新作映画『バットガール』のヴィランを演じる予定であったが、撮影が完了したにも関わらず、リリースが中止となりお蔵入りとなった。これらの経緯を経た上で、DC作品にまた参加する意思はありますか?と問われ、フレイザーは「多分。すべては作品の内容次第ですね」とフラットに返している。
「誰がプロデュースするとしても、この仕事は容易にこなせるものではなりません。DC作品の『ドゥーム・パトロール』が終わったところですが、あれはユニークなキャストでした。私はライリー・シャナハンのことが大好きです。彼が全ての装備を身に着けてくれたので、私は声の出演とツーピース下着を着て仕事するだけで済みました。誰も私がレコーディングスタジオにいたことを知らないでしょうね。あれは史上最高の1日でしたよ。それはさておき、私はオープンな気持ちでいますよ。」
目下『ザ・ホエール』にて各映画賞に続々とノミネートされているフレイザー。第80回ゴールデングローブ賞にはノミネートされたものの、授業式に出席しなかった。この件についてフレイザーは受賞のトロフィーは車のボンネット前部の飾りのようなものと喩え、「私にとっては意義深いものではありません」と受賞へのこだわりがない旨をコメント。ニュートラルな人柄を感じさせるフレイザーだけに、DC作品へのオープンなマインドが、またどこかで結実することに期待できそうだ。
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Source:Variety