『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ロケットに大きな役割 ─ ジェームズ・ガン監督、伏線回収も予告

マーベル・シネマティック・ユニバース作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』では、ロケット・ラクーンが物語のカギを握ることになりそうだ。脚本・監督のジェームズ・ガンが、Twitterで「今後の展開でロケットが大きな役割を担う」と明かしたのである。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年4月7日(米国時間)、Twitterでは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)同時鑑賞会が開かれた。ガン監督も参加し、リアルタイムのコメントとともに作品を楽しめるという趣向だった。この中で、監督は「ロケットのオリジンは『Vol.3』で描かれますか?」との質問を受けており、それに対する返答がこれだったのである。
「今後の展開でロケットが大きな役割を担う、ということだけお伝えしましょう。それから、ロケットにある多くの要素(背中にある傷のような)は、僕が最初からずっと計画してきたものですよ。」
I’ll just say Rocket is a big part of what’s happening in the future – and a lot of this stuff (like the scars we’re about to see on his back) sets up what I’ve been planning for Rocket all along. #QuarantineWatchParty #GotG https://t.co/WLqoiG7Wzg
— James Gunn (@JamesGunn) April 8, 2020
重要なのは、『Vol.3』でロケットが重要な存在になること、過去作の伏線がいよいよ回収されるらしいことである。以前からガン監督は、ロケットには特別な思い入れがあることを明かし、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』2作品と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で描かれてきたロケットの物語を「『Vol.3』で完結させると決めていた」と述べてきたのだ。2017年には、ロケットの「恐ろしい」過去を描くことになるとも語っていたが……。
ちなみに“過去”というキーワードに関して言えば、今回、ガン監督はもうひとつ気になるコメントを発してもいる。いわく、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』3部作は「幼少期にトラウマを抱えたはみ出し者たちの物語」。唯一、ドラックスだけが自分を育てた人々とポジティブな関係を結べたというのだ。もっともドラックスでさえ、愛する家族を殺され、心に大きな傷を負っているわけである。
And the trilogy, more than anything else, is about a group of outsiders who have all experienced childhood trauma – with the exception of Drax, who is the only one with a completely positive relationship to those who raised him. #QuarantineWatchParty #GotG
— James Gunn (@JamesGunn) April 8, 2020
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は、シリーズに決着をつける“完結編”となる予定。ピーター・クイル/スター・ロード、ドラックス、ロケット、グルート、ネビュラ、マンティスの物語はどんな結末を迎えるのか。『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経て、ガモーラをめぐる展開がどう動くのかも大きな見どころとなる。