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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は「完璧な結末」「史上最高の3部作」 ─ 米プレミアからレビュー大量到着

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
©Marvel Studios 2023

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のアメリカ・プレミアが、2023年4月27日(米国時間)に開催された。

先日のパリ・プレミアに続いて、今回のイベントでも、いよいよ5月3日(水・祝)に迫った日本公開に先駆けて多くの批評家やジャーナリストたちが本作をいち早く鑑賞。「最高の完結編」と称える声も多い本作の感想と評価をじっくりと確かめてみよう。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』アメリカ・プレミア感想コメント

「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』が大好きでした。ジェームズ・ガンは最後に傑作をつくってマーベルを去っていきます。素晴らしい瞬間が多すぎて、お気に入りのシーンを選ぶのが難しいほど。IMAXで観ましたが、見事な上映でした。このはみ出し者たちがいなくなることが本当に寂しい。」(Steven Weintraub、Collider)

「シンプルに素晴らしい。ジェームズ・ガンの3部作に、これ以上完璧な結末は想像できません。すべての締めくくり、すべてのエモーション、すべてのキャラクターの物語に。マーベル映画の到達点です。笑えて、感動的で、エキサイティング。すぐにもう一度観たい。」(Germain Lussier、Gizmodo)

「ジェームズ・ガンは史上最高のコミック映画3部作を作り上げました。感動的なストーリー、優れたCG、恐ろしいヴィランによって、この映画はシリーズに完璧な結末をもたらしています。素晴らしいのは、ガンが決してユーモアで失敗しないこと。良いジョークが良いところにある、笑える映画です。全てが完璧ではなく、私としてはアダム・ウォーロックにがっかりしましたが、全体的にはガーディアンズにふさわしいエンディングでした。」(The Hollywood Handle)

「散々なスーパーヒーロー映画疲れを経て、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は新鮮かつ予想外の楽しさ。心理的な重みあり、笑いあり、アクションありと要素はたっぷり。いろんな意味で驚いた場面もありましたが、これは家族のような友人たちへの贈り物です。」(Kristen Maldonado、MTV)

「温かみに満ちた映画で、何回も涙しました。ジェームズ・ガンはロケットの物語に大いなる結末を与えていて、必ずしも予想通りではありませんが、見事に着地しています。結末もパーフェクト。」(Joey Magidson、Award Radar)

「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』はここ数年間のマーベル映画で最高。ユーモアと温かみ、アクションが融合しており、壮大な第三幕もCG頼みに陥らない。(アダム・ウォーロック役の)ウィル・ポールターはレジェンド。」(Jacob Kleinman、Inverse)

「必死に抵抗したのですが、くそっ、ロケットのストーリーに結局心を掴まれてしまい、最後までそのままでした。ジョークが35%少なければ最高傑作だったと思いますが、それでも全体的には満足な結末です! 最後のニードル・ドロップ(注:既存曲を使った演出)は、MCUの新たなお気に入りになりました。」(Joshua Axelrod、Pittsburgh Post-Gazette)

「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は3部作の最高傑作であるだけでなく、映画と配信にまたがったフェーズ4作品の9割を上回る出来。(映画の)心理的な核心を誠実に、きちんと扱っているし、場違いなギャグやはぐらかしによって台無しにすることもしていません。」(Zayyan Farooqi、Cinema Debate)

「MCUで最高だったかもしれない場所に、本当に美しい別れを告げる映画です。笑えて、面白くて、驚くほど感動的。そのすべてが、まぎれもなくジェームズ・ガンらしい映画に詰まっています。登場人物たちを、そしてこのシリーズでガンの魔法を見られなくなることを寂しく思います。」(Ross Bonaime、Collider)

「パーフェクト。いかに私がこの映画を愛しているかを十分に説明することはできませんし、これ以上の結末も想像できません。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』以来の、マーベル映画の圧倒的傑作。コミック映画史上最高の3部作かもしれません。本当に感動しました。」(Chris Killian、ComicBook.com)

「このシリーズにふさわしい、非常に感動的な完結編。どのジェームズ・ガン作品にも同じで、良い意味で予想外の作品です。笑いも涙もたっぷり。音楽の鳴らし方も、クリーチャーや美術のデザインも素晴らしいものがありました。」(Peter Sciretta、/Film)

「あっさりとシリーズ最高傑作、そしてMCUの新たなS級作品(マーベル史上一番ダークかも?)。近年の映画に見なかった、最も卑劣で憎むべき悪役が登場します。まったくもってお見事。」(Bob Chipman)

「ロケットを中心に据えた驚くほど感動的な物語、そして登場人物たちの愛と友情に、ジェームズ・ガンは全てを賭け、そして勝利しました。本当に素晴らしい(動物好きにはつらいシーンがいくつかあります)。『ガーディアンズ~』が今もなお新鮮なのは、スーパーヒーロー映画というよりもSF・アクション映画だから。本作もMCUの他の作品とは良い意味で独立しています。作品のテーマは、“彼らは互いを心から大切にしている、皆さんも彼らを大切にしている”。」(Mike Ryan、UPROXX)

「この映画に対するどんな感想も、この映画の奇妙な部分をきちんと捉えていないように思います。作風的にも、感情面でも、ビジュアル面でも、政治的にも、やりたい放題だし詰め込みすぎ。それを“面白い”とまでは言いたくないのですが、見ものではある。そう思います。」(Robert Daniels)

「心をつかみ、腹を抱えて笑わせ、スリリングなアクションを見せることを目指した映画です。時には成功していますが、登場人物たちを送り出すという意味では、奇妙なほどムラがあり、期待外れでした。3部作では一番のメイクアップとVFXです。」(Matt Neglia、Next Best Picture)

「シリーズで最もダークな、そして最も感動的なシーンのある映画です。それらがおなじみの派手なアクションと激突して効果を生むのです。登場人物たちをひたむきに祝福していますが、トーンの変化に悪戦苦闘している面もあります。」(Josh Parham、Next Best Picture)

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は2023年5月3日(水・祝)全国劇場公開

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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