クロスボーンズ役フランク・グリロ、「マーベルに失望したからDCへ移った」「MCUへは戻らない」と発言

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)をはじめとする3作でクロスボーンズ/ブロック・ラムロウ役を演じたフランク・グリロが、MCU出演に対する複雑な想いを吐露した。DCユニバースに移籍しての新プロジェクトについても示唆している。
『ウィンター・ソルジャー』と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に登場したラムロウは、S.H.I.E.L.D.の対テロ作戦部隊S.T.R.I.K.E.の中心人物。最初、ラムロウは味方として描かれたが、のちに秘密組織ヒドラの忠実なエージェントだと判明。任務中に重度の火傷を負った彼は、ドクロを模したマスクとスーツで全身を覆ったクロスボーンズとして、世界中でテロ行為を行なった。
米Comicook.comのインタビューに登場したグリロは、MCUにおけるクロスボーンズの扱われ方について、「彼ら(マーベル)はクロスボーンズの物語を伝えませんでした。MCUの神話やマーベルのキャラクターはとても奥が深いですよね。クロスボーンズはちょろっとだけそこにいましたが、もっと長く登場するはずだったのに、彼らがやった方向へ進んでしまったんです」と語っている。
不満を抱いている様子のグリロは、「クロスボーンズは目的を果たすために役に立ったとは思いますが、世界中の多くの人がクロスボーンズ(の扱われ方)に反応していることが興味深いですね。もう一度言いますが、彼は非常に短い時間しかスクリーンに登場しなかったし、もっと語られるべき物語ががあったのではないでしょうか。もっと肉付けできたと思うし、失望しました。だからDCへ移ったんです」と付け加えている。
MCUへクロスボーン役で復帰する可能性については、「ないでしょうね。(そうなったら)驚きですよ。分かりませんが……、分かりませんね」と、笑いながら答えを締めくくったグリロ。なお、「DCへ移った」と述べているが、どのプロジェクトなのかは明かしていない。新DCユニバースの第1章『Gods and Monsters』で製作されるアニメシリーズ「クリーチャー・コマンドー(原題)」にグリロが参加するのではないかと囁かれているが、真偽のほどは不明だ。
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Source:Comicook.com