ジェームズ・ガン監督、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』以降もマーベル映画に携わる意向示す ─ プロデュース業に大きな関心

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの脚本・監督を務めるジェームズ・ガンが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』以後もマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にプロデューサーとして携わっていく意向を明かした。
これまでガン監督は、プロデューサーとして『サラリーマン・バトルロワイヤル』(2017)に、エグゼクティブ・プロデューサーとして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に参加してきた。プロデューサーとしての最新作は、スーパーヒーロー・ホラー映画『ブライトバーン(邦題未定、原題:Brightburn)』だ。
米The Hollywood Reporterの取材にて“今後もMCU作品のプロデュースを続ける計画が存在するか”と尋ねられたガンは、「プロデュースは続けていきます」と継続的な関与を示唆している。
「『ブライトバーン』では、セットに毎日通い、デヴィッド(・ヤロヴェスキー監督)やエリザベス(・バンクス、主演)と一緒に仕事をして、この作品の製作に力を尽くしました。そういう映画をプロデュースするのは、ある意味、自分が監督するよりも充実感があったりするんですよ。ですからマーベルの場合でも、脚本に意見を出したり、キャラクターの補助をしたり、全体を引っ張ったりしているんです。」
ガン監督は今後のプロジェクトについて語りたがらなかったといい、実際に今後、プロデューサーとして参加する作品が決まっているかどうかはわからない。しかしここで述べられたことは、『インフィニティ・ウォー』のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー登場シーンで実際に行われていたことだ。ガンは自ら脚本に手を入れ、音楽や演出を提案していたのである。
2018年7月、ガンは過去の不適切な発言によって『Vol.3』の監督から解雇され、2019年3月に再雇用されている。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、一時解雇事件の以前よりガンに大きな信頼を寄せており、二人は『エンドゲーム』後の展開についても話し合いを重ねていたとのこと。ガンは『キャプテン・マーベル』(2019)の脚本にもアイデアを提案していたという。再雇用を受けて、そういったMCU全体のバックアップにも戻ってくる可能性は高いだろう。
ガンの監督次回作『ザ・スーサイド・スクワッド(邦題未定、原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。その後、ガン監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』に着手する。
Source: THR