『ハン・ソロ』続編の可能性はいかに、オールデン・エアエンライクや監督&脚本家の見解まとめ

『スター・ウォーズ』ハン・ソロの若き日の姿を描いた冒険映画、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)は、その後の展開に期待させる謎を残すような終幕となっており、続編を望む声が相次いで絶えない一作だ。
劇場公開から2周年を迎えた2020年5月25日には、Twitterのハッシュタグ「#MakeSolo2Happen」がアメリカにてトレンド入りを果たしていた。続編の実現を求める運動まで引き起こすほどの人気作だが、実際のところ製作される可能性はあるのだろうか。
本記事では、『ハン・ソロ』の製作陣や出演者による続編に対するこれまでの見解をまとめて紹介したい。
監督ロン・ハワードの見解
本作で監督を務めたのはロン・ハワード。『ビューティフル・マインド』(2001)ではアカデミー賞監督賞にも輝いている。そんな巨匠は、公開から2年以上の月日が経った2020年7月、ラジオ番組「Radio Andy」にて続編について尋ねられたところ、「今のところ続編の計画はありません」と答えていた。「『スター・ウォーズ』の映画に参加できて本当によかった。あの映画はひっそりとした人気があるようですね。予想外でしたが、奇妙な道のりを歩んでいる作品です」。
残念ながら監督のもと続編が進行している可能性はなさそうだが、続編の構想については「(本作に登場した)キャラクターには興味深い要素があると思います。ギャングの世界について掘り下げることもあるでしょう」と語っている。
脚本家ジョナサン・カスダンの見解
本作を正統派の冒険映画に見事仕上げた脚本家のジョナサン・カスダンは、過去に何度か続編の可能性について言及しており、その度に見込みが薄いことを明かしている。2018年9月には興行収入を原因に「実現する見込みは薄いでしょう」として、2020年4月には「現時点で続編に取り組んでいる人がいるとは思わない方が良い」と検討すらされていない様子を示していた。
主演オールデン・エアエンライクの見解
オールデン・エアエンライクはハン・ソロ役に約3,000人の中から抜擢され、ハリソン・フォードから絶賛されるほどの実力を本作で発揮した。製作開始から公開に至るまで丸3年が費やされたという本作で大役の務めを果たしたオールデンは、2020年7月時点で再演について「それが何を描くものなのか次第」と答えている。「どのような出来になるかによるのではないでしょうか。物語が持って生まれたものであるかどうか次第だと思います」。
やはり現時点では続編が実現する見込みは薄そうだが、オールデンはルーカスフィルムとの間で、『ハン・ソロ』のほか『スター・ウォーズ』映画2本の出演契約を結んでいる。そのためオールデン演じる、ハン・ソロの若き日の姿は何らかの形で再び拝むことが出来るかもしれない。続編にせよ、再演にせよ、“新たなる希望”が実現することを祈るばかりだ。
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