『ハウス・オブ・カード 野望の階段』最終シーズン、12月8日以降に製作再開へ

ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シーズン6(最終シーズン)の製作が、2017年12月8日(現地時間)以降に再開されることがわかった。本作は、これまで主演・製作総指揮を務めてきたケビン・スペイシーのセクハラ問題を理由として、すでに始まっていた撮影を無期限中断する事態となっていた。
米Deadlineは、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』を製作するメディア・ライツ・キャピタル社の幹部ポーリーヌ・ミセリ氏が、キャスト・スタッフに宛てて発表した手紙の内容を入手している。
ケビン・スペイシー抜きで再開、メンバー再集結なるか
ポーリーヌ氏は手紙の中で、出演者やスタッフに対する感謝を述べながら、米Netflixと製作再開に向けての作業を進めていることを明かしている。両社の協議によって、『ハウス・オブ・カード』シーズン6の製作は、このあと2017年11月27日から12月8日(現地時間)までは少なくとも休止されることが決定したようだ。12月8日には新たな情報が伝えられるようだが、これが公にされるかどうか、またその時点で撮影再開の目処が立っているかどうかはわからない。
手紙の中では、ケビン・スペイシーの降板によって脚本家チームが作業に追われていることが示唆されたほか、シリーズの製作を進行する事務・経理スタッフも「緊急事態」であることが記されている。ポーリーヌ氏は出演者・スタッフに対して、「製作再開の折には、全員が再集合することを望みます」としながらも、スケジュールの都合からメンバーの全員集合が叶わない可能性にも理解を示した。やむを得ず降板となる出演者が出ることも否定できない状況だ。
なおポーリーヌ氏は、手紙の最後に、今回の出来事に関する自らの思いを記している。
「この2ヶ月間、私たちは誰も予想できなかった形で試され、苦しむことになりました。この作業を通じて私たちが学んだことは、(『ハウス・オブ・カード』の)製作がただ一人の人間をはるかにしのぐ大きさであること、業界において最も誠実で才能ある出演者・スタッフの一人ひとりと関われたことをこの上なく誇りに思うということです。」
ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シーズン6は2018年配信予定。ただし製作の遅延により、スケジュールが今後変更される可能性は高いとみられる。
Source: http://deadline.com/2017/11/house-of-cards-netflix-mrc-kevin-spacey-robin-wright-netflix-1202214615/
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