スパイダーマン役トム・ホランド、映画の脚本を執筆していた ─ 自宅待機中に完成、製作実現なるか

マーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマン役で知られるトム・ホランドが、ひそかに映画の脚本を執筆していたことがわかった。米国のテレビ番組「Jimmy Kimmel Live!」にて、トム自身が明かした。
新型コロナウイルスの影響により、トムは現在、イギリス・ロンドンにて“自宅待機”のまっただなか。兄弟や友人との共同生活で日々を過ごしているといい、「みんなで楽しくやってます」と話した。本来ならば、トムは主演映画『アンチャーテッド(原題:Uncharted)』の撮影に入っている予定だったが、同作の撮影は中断され、再開の見通しは立っていない。こうした状況ゆえだろう、司会者のジミー・キンメルは「なにか生産的なことはやってるんですか?」と質問。これに対し、トムは「ちょっとだけやってます」と答え、水面下での挑戦について語ったのである。
「ハリー(弟)と脚本の作業をしてます。一緒に書いてるんですよ。とても良いものが書けたので、ちょうど昨日、まずはプロデューサーのみなさんに送りました。実際、今までのキャリアで一番落ち着かないですね。僕が本物のバカで、ちゃんと文字も書けないのがバレちゃうんじゃないかって…。でも、そういうことをやってたんですよ。」
トムの弟、ハリー・ホランドは監督として活動しており、YouTubeにて短編映画をいくつか公開している。2020年4月11日には、自宅待機の日々を受けて、3年前に作ったという『Roses For Lily(原題)』をオンラインに発表したばかりなのだ。トムと執筆した脚本がいずれ映像化される暁には、監督はハリーが務めることになるのだろうか。いずれにせよ、ハリウッドの第一線で活躍するトムである、送り先のプロデューサーもそうそうたる顔ぶれにちがいない。
ちなみにトムによると、自宅での生活では、そのほか「プレイステーションでいっぱい遊んだり、映画をたくさん観たり、映画史の勉強をしたりしている」そう。新作『チェリー(原題:Cherry)』を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ監督らとクイズで遊ぶ、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.とはFaceTimeで話すなど、遠くにいる先輩や友人たちともコミュニケーションを絶やしていないようだ。
Source: Jimmy Kimmel Live!