『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』徹底解説 ─ あらすじ、小ネタからキャスト情報まで完全ガイド

ゲイリー・オールドマン(シリウス・ブラック役)
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1958年生まれ。70年代半ばから演技を学び、のちに舞台デビュー。80年代には映画にも進出し、アレックス・コックス監督『シド・アンド・ナンシー』(1986)で注目を浴びる。その後、『JFK』(1991)『ドラキュラ』(1992)『トゥルー・ロマンス』(1993)『レオン』(1994)『フィフス・エレメント』(1997)『エアフォース・ワン』(1997)『ハンニバル』(2001)などに出演し、当代きっての悪役俳優としても名を馳せた。しかし、それゆえに一時はスランプにも悩まされている。
本作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』はゲイリーのキャリアにとってターニングポイントとなった一作で、この後、ゲイリーは『バットマン ビギンズ』(2004)『ダークナイト』(2008)で注目を浴びたのち、『裏切りのサーカス』(2011)ではアカデミー賞主演男優賞候補となった。大作からインディペンデント映画まで規模やジャンルを問わず数々の作品に出演し、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)ではアカデミー賞&ゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞。デヴィッド・フィンチャー監督とタッグを組んだ最新作『Mank/マンク』は、2020年12⽉4⽇(⾦)よりNetflixにて独占配信開始。
デイビッド・シューリス(リーマス・ルーピン役)
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1963年生まれ。学生時代に演技を学び、1985年にテレビドラマで俳優デビュー。『ネイキッド』(1993)で映画主演に抜擢され、カンヌ国際映画祭の男優賞に輝いたのち、レオナルド・ディカプリオ主演『太陽と月に背いて』(1995)やブラッド・ピット主演『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997)で準主役を演じる。近年の作品に『戦火の馬』(2011)『ゼロの未来』(2013)『レジェンド 狂気の美学』(2015)『マクベス』(2015)『ワンダーウーマン』(2017)『もう終わりにしよう。』(2020)など。映画監督・小説家としても活躍している。
ティモシー・スポール(ピーター・ペティグリュー役)
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1957年生まれ。英ナショナル・ユース・シアターと王立演劇学校で学んだのち、1978年に俳優デビュー。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーやナショナル・シアターなど名門劇団の舞台に立ち、80年代からは映画・テレビでも精力的に活動する。代表作に『秘密と嘘』(1996)『ハムレット』(1997)『バニラ・スカイ』(2001)『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007)『英国王のスピーチ』(2010)『否定と肯定』(2016)など。『ラスト サムライ』(2003)では通訳のサイモン・グレアム役を演じ、日本語の演技も披露した。主演映画『ターナー、光に愛を求めて』(2014)ではカンヌ国際映画祭男優賞など、いくつもの映画賞に輝いている。
エマ・トンプソン(シビル・トレローニー役)
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俳優の両親、演出家・劇作家の祖父をもつサラブレッドであり、学生時代から文学を専攻するかたわら演技を始める。1982年に女優デビューし、舞台やテレビで活躍。映画『ヘンリー五世』(1989)をはじめ、ケネス・ブラナーとタッグを組んでウィリアム・シェイクスピア作品に多数出演した。『ハワーズ・エンド』(1992)でアカデミー主演女優賞に輝き、『日の名残り』(1993)『父の祈りを』(1993)でもアカデミー賞候補となっている。その後、『いつか晴れた日に』(1995)では脚本・主演を務め、アカデミー賞脚色賞を受賞、主演女優賞候補となるなど高い評価を受けた。