『マーベルズ』カマラ役、マーベルが好きすぎて自主制作したミズ・マーベル&アイアンマンの短編ムービーが可愛い

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『マーベルズ』に出演したミズ・マーベル/カマラ・カーン役のイマン・ヴェラーニは、“イマン・ヴェラーニ”としても生粋のマーベルオタク。過去には、アイアンマンとミズ・マーベルの温かい交流を描いたショートフィルムも製作しているほどだ。
その作品は、ヴェラーニのVimeoアカウントで鑑賞することができる。タイトルは「I don’t wanna b alone」。「孤独はイヤだ」という意味だろう。1分35秒の映像は、ビリー・ジョエルの「I Don’t Want To Be Alone」と共に幕を開ける。
目を覚ましたヴェラーニ演じる主人公は、セーターをかぶり、キャプテン・マーベルの靴下を履くと、とりあえずリンゴをソファでモグモグ。ほんやりしていると、色んな主人公が現れる。サビに合わせて4人が何かを閃いたかのようにこちらを向くと、場面は切り替わり、ミズ・マーベルのアップが映し出される。
ミズ・マーベルが「もしトニーがここにいたらな」とキョロキョロしていると、アイアンマン姿のトニー・スタークが本当に現れた。フレンドリーに手を振り、「僕の一番大好きなマーベルがここに。踊ろうじゃないか」とミズ・マーベルをダンスに誘うトニー。まずは手本を見せると、「次は君の番だ」とパス。するとミズ・マーベルはカチコチのロボットダンスを披露し、2人はあっという間に打ち解ける。最後は2人でフリースタイルを決め、拳を突き合わせる。
主人公が妄想を膨らませる姿は、ドラマ「ミズ・マーベル」のカマラ・カーンを彷彿とさせるが、ショートフィルムが公開されたのは同シリーズ配信開始前の2021年。ヴェラーニ自ら監督を務め、ストップモーションアニメを駆使した力作となった。
アイアンマンを主題としたのには理由がある。ヴェラーニがマーベルの世界に足を踏み入れたきっかけこそ、ロバート・ダウニー・Jr.主演の『アイアンマン』(2008)だったのだ。原作コミックでは、ミズ・マーベルとアイアンマンが共闘する展開が描かれるが、もはやMCUでの実現は難しい。ヴェラーニは「ミズ・マーベル」配信開始当時、2人のタッグが叶わないことを嘆いていた。
『マーベルズ』を経て大きな成長を遂げたミズ・マーベルは、今後のMCUを担う次世代ヒーローとして期待されている。憧れているだけというわけにもいかない。すでに憧れられる立場に片足を突っ込んでいるのだから。
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Source: Venmo