「ミズ・マーベル」主演新人、ネタバレしないよう「トム・ホランドしません」とケヴィン・ファイギに誓わされていた

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にまた1人、新しいヒーロー俳優が仲間入りを果たした。ドラマ「ミズ・マーベル」で主人公カマラ・カーンを演じるイマン・ヴェラーニだ。本シリーズで俳優デビューを飾ったヴェラーニは、MCUのボスであるケヴィン・ファイギから、あることをしないよう前もって誓わされていたという。
各作品でサプライズが用意されているMCUの新人にまず求められるのは、守秘義務契約を遵守することだろう。崩した言い方をすれば、“ネタバレをするな”ということなのだが、特にプロモーションの時期になると、どうしても思わず口が滑ってしまうということもある。それでもMCU俳優たちは、なんとかこれを守ってきた。数人を除いては。
MCUの“ネタバレ王子”として知られているのは、スパイダーマン/ピーター・パーカー役で知られるトム・ホランドだ。ハルク役のマーク・ラファロも“うっかりラファロ”でおなじみだが、なんと言っても要注意はホランドである。MCUを率いるケヴィン・ファイギも第二のホランドを生み出さないために必死なようで、ヴェラーニは「ミズ・マーベル」配信開始前に出演した米トーク番組で、ファイギとのひとときを振り返っている。
司会者より「彼女(カマラ)は身体を変形できますよね?他にも能力を持ってるんですか?」と、「ミズ・マーベル」の内容について立て続けに踏み込まれたヴェラーニは、極力口をつぐんでいる様子。「あなたは何も言ってくれないんですね」と根負けしそうになる司会者に、ヴェラーニはこう切り出した。「私、ケヴィン・ファイギに誓われたんです。“トム・ホランドしません”って」。
会場は爆笑に包まれているが、もしこの放送をホランドが観ていたとしたら同じように笑えていただろうか。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)では大きなネタバレをすることなく無事切り抜けたと思われていたホランドだが、なんと「ミズ・マーベル」の現場を訪れた際にヴェラーニにネタバレをかましていたことが分かっている。ヴェラーニもネタバレ王子の“真価”を知っているからこそ、ネタバレには十分注意を払っているはずだ。