Menu
(0)

Search

『アイアンマン』にはロバート・ダウニー・Jr.とグウィネス・パルトロウのリアル会話が劇中に反映されている

Gwyneth Paltrow by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gwyneth_Paltrow_avp_Iron_Man_3_Paris_2.jpg | Robert Downey Jr by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Robert_Downey_Jr_avp_Iron_Man_3_Paris_2.jpg

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『アイアンマン』では、、アイアンマン/トニー・スターク役を演じたロバート・ダウニー・Jr.とペッパー・ポッツ役のグウィネス・パルトロウのオフでのリアル会話が、劇中のセリフに反映されていたのだという。監督を務め、ハッピー・ホーガン役で出演もしたジョン・ファヴローが明かしている。

Peopleのインタビューでファヴローは、製作時にダウニー・Jr.とパルトロウが交わした会話は、即興であれ、単にシーンについて話し合っていただけであっても、すべて書き留めていたと回想。例として、『アイアンマン』(2008)のワンシーンで、パルトロウがダウニー・Jr.のセリフを修正した一幕に言及した。

脚本には、トニーが「これは、ジャクソン・ポロックの春(spring)の時代のようだ」と言うセリフが書かれていたが、それをパルトロウが修正したのだという。“spring”は、ポロックが実際に住んでいたバージニア州ハンプトンの“The Spring”という場所のことで、季節の春を意味しているのではないと説明したそうだ。

ファヴローは、「だから、僕はその言葉をすべて書き留めて、映画で彼が“春の時代”と言った時に彼女に訂正させました。そうすることで、二人の小気味良い掛け合いに拍車がかかるんです。2人はエッジの効いた掛け合いをするから、スクリーンで2人を目にしたら凄く惹き付けられるし、楽しませてくれるんです」と語っている。

映画では、ペッパーがトニーにポロックの絵画を購入したいかどうか尋ねた時、彼が彼女に、その絵画がポロックの“春の時代”をよく象徴しているかどうか質問し、ペッパーが“春”は季節ではなくて場所のことだと説明している。リハーサルでダウニー・Jr.とパルトロウが実際に交わした何気ない会話が、そのまま劇中で描かれたわけだ。

ダウニー・Jr.とパルトロウのケミストリーについて 、「彼らはお互いを引き立て合っているんです」と分析したファヴロー。「2人は全然違いますが、それでもお互いに尊敬と称賛の念を抱いていて、僕はそこが大好きなんです」とも付け加えた。

『アイアンマン』シリーズ3部作が大成功収め、MCUでトニー&ペッパーがアイコニックなカップルとなったのは、演じるダウニー・Jr.とパルトロウが見せてくれた絶妙なケミストリーのなせる業と言えるかもしれない。

Source:People

Writer

アバター画像
Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly