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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は冒頭5分に要注意 ― マーベル社長、悪役サノスの脅威を明かす

いよいよ劇場公開まで約4ヶ月となった、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、私たちの想像をはるかに上回る光景を提示するものとなりそうだ。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、本作の冒頭5分間が観客に与えるインパクトの大きさを示唆している。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレと捉えうる内容、および『マイティ・ソー バトルロイヤル』のネタバレが含まれています。

https://www.youtube.com/watch?v=HtxEYvZ6nlA

サノス、冒頭から強すぎる説

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、そして『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』の2作品は、2008年『アイアンマン』に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースの集大成として製作されている。おなじみのヒーローたちが一堂に会するほか、ついに『アベンジャーズ』と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の両シリーズがクロスオーバー。闇の帝王サノスがいよいよ真価を発揮し、地球を、そして宇宙を恐怖のどん底に叩き落とすのだ。

2017年12月7~10日(現地時間)にブラジルで開催されたComicCon Experienceにて、ファイギ社長は、これまでサノスの存在を折に触れて登場させてきたことの意図を語っている。

「これまで作ってきた中で、間違いなく一番の大作です。[中略]ジョシュ・ブローリンの演じるサノスは素晴らしいですよ。私たちは『アベンジャーズ』(2012)以来、サノスの存在をじらし続けてきました。『アベンジャーズ』のラストでは、椅子に座った彼がこっちを向いて、何が悪いヤツが現れたとわかる。何かをじらす時のコツは、(実際を)明らかにするまでに時間をかけることです。」

逆に言えば、メイン・ヴィランとして活躍する『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、その能力をじらす必要はないということだ。ファイギ社長は、その脅威を容赦なく描くつもりであることを一切隠していない。

「なぜサノスがマーベル・シネマティック・ユニバース史上最強、かつ最悪のヴィランなのか、みなさんは『インフィニティ・ウォー』の冒頭5分間で理解することになりますよ。」

『マイティ・ソー バトルロイヤル』のポストクレジットシーンで、アスガルドを脱出したソーたち一行の前に現れたのは、サノスの乗る宇宙船「サンクチュアリII」だという。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの乗る「ミラノ号」にソーが激突するシーンが存在することも判明しているため、ソーがサノスと対面して敗北することはほぼ間違いなさそうだ。では、脱出船に乗っているアスガルドの人々の運命やいかに……。

ちなみにサノスが目的とするのは、宇宙に散らばったインフィニティ・ストーンだ。ロキがアスガルドから四次元キューブ(スペース・ストーン)を持ち出した以上、この二人の対面は避けられないだろう。ファイギ社長はロキとサノスの関係について、こんな重大情報を口にしている。

「サノスには仲間がいます。いつもの顔ぶれが仲間になるんですよ。ソーの弟は彼と一緒にしばらく行動するでしょうし、彼にはブラック・オーダーというチームもいる。選りすぐりの新しいヴィランたちです。ただし実際のところ、サノスにそれほど助けは要りません。ほとんど自分でできるんです。」

さて、ロキは再びソーたちを裏切るのか、それともサノスの裏をかこうと画策しているのか……。いずれにしろ、確実に冒頭から注目ポイントの多い一作となりそうだ。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

Source: http://comicbook.com/marvel/2017/12/16/kevin-feige-avengers-infinity-war-first-five-minutes/
©THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。