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ブルース・バナー、『インフィニティ・ウォー』でアベンジャーズになじめない?アイアンマン&ハルクの科学ブラザーズ、再結成なるか

マーベル

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)で惑星サカールにて剣闘士として活躍したブルース・バナー/ハルク。地球へ戻ってきた彼を苦しめるのは、なんと他者との交流だった……?
マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で描かれる、ブルースの変化やその内面についてマーク・ラファロが語った。

注意

この記事では、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のネタバレ、および『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の内容に言及しています。

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ブルース・バナー、アベンジャーズになじめない?

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)のラスト、ブルースはハルクと化して凶暴化する自分を制御できないことから、クインジェットに乗り込んだままどこかへ消えてしまった。惑星サカールでハルクからブルースに戻った時、すでにそれから2年の月日が経過していたのだった。
地球に戻ってきたブルースは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の予告編にもみられるように、トニー・スターク/アイアンマンやスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウら“仲間たち”との再会を果たしている。

しかしその時、ブルースにはある葛藤が生じているようだ。2017年夏、本作の撮影現場にて行われたインタビューでマークはこう語っている。

「もう一度、彼(ブルース)は(アベンジャーズの)顔ぶれの中で居場所を見つけようとしています。チームのメンバーと一緒になることに、ある難しさを感じてるんですね。でもブルースは、彼らが生き残るために欠かせない情報を持ってもいる。」

「生き残るために欠かせない情報」とは、彼が『マイティ・ソー バトルロイヤル』のおそらく直後、インフィニティ・ストーンを求めて地球へやってくる闇の帝王サノスと遭遇した際に得たものだろう。マークはブルース/ハルクについて、「誰よりもサノスについてよく知っています。彼がどれほどのダメージを与えられるのか、いかに強いのか」述べているのである。

では、なぜ彼はアベンジャーズのメンバーと関わることに難しさを感じねばならないのか? そのヒントとなりそうなのは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』でみられたように、ブルースとハルクの関係が複雑になってきていることだ。そのことはブルース自身の状態にも影響を与えているのかもしれない。

「『マイティ・ソー バトルロイヤル』で、ブルースは人生が変わる体験をしました。今の彼は以前よりも(自分自身を)表現していて、内にこもっていないんです。」

2017年10月、マークは『マイティ・ソー バトルロイヤル』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』そして『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』でハルクのストーリーが描かれる(「ハルク3部作」)ことを明かしていた。その始まりでハルクが話せるようになったのは、「アイデンティティの分裂した人間をふたりの個人にする、アイデンティティを分けることの始まり」だという。これからブルースの物語はどこへ進んでいくのだろうか。

とはいえ、そんな状況下でもトニー&ブルースの科学者コンビ(科学者ブラザーズ)はひとまず健在だという。もちろん、二人の関係性には微妙な変化が生じているようだが……。

「(二人は)好戦的ではないですが、以前ほど息ぴったりでもないですね。それに、ブルースは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)のことを知りませんし。でも、最高の“科学者ブラザーズ”はありますよ。良い場面があります。再結成ですね。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

Sources: SR, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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