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【ネタバレ】サノスの設定はなぜ変更された?『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』コミック脚色の理由を製作チームが語る

なお本作では、デスの代わりに、ある一人の女性キャラクターがサノスと深く関わることになる。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでサノスの娘として紹介されたガモーラだ。これまで折にふれて言及されてきた父娘関係を、製作陣はここで活かそうと決めたのである。

スティーブン: 死に執着するのではなく、親子関係に焦点を絞ることでサノスを人間らしく描ける。狂気そのものではなく、より理解できる人物になるんです。

アンソニー監督: ゾーイ(・サルダナ。ガモーラ役)には最高の物語を作ってあげたいとも思いました。彼女はこの映画において、最も勇敢で、最もヒロイックなキャラクターですから。

https://theriver.jp/iw-zoe-gamola-talk/

なお『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』には、サノスの手下としてヒーローと対峙する4人の“子どもたち”が存在する。コミック『インフィニティ』(ヴィレッジブックス刊)で「ブラック・オーダー」あるいは「カル・オブシディアン」として登場した彼らにも、映画の登場にあたって設定の変更が加えられているのだ。米CinemaBlendにて、その理由が端的に明かされている。

ジョー監督: (映画の4人は)マーベル・シネマティック・ユニバース用にブラック・オーダーを解釈したものです。全員、コミックほど強くありませんよね。それはサノスより目立たせたくなかったからで、彼らはガモーラやネビュラよりは強い手下なんです。[中略]映画でもその力は見られるんですが、23人のヒーローがポスターに描かれている2時間半の作品で、それ以上に踏み込むことはできなかった。ブラック・オーダーの背景を描くことの優先順位は高くなかったですしね。ちょっとした要素や、彼ら同士の言葉にならない関係性は見てもらえると思います。けれども、ストーリーを台無しにするようなことではありませんよ。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国の映画館にて公開中。ヴィランの存在や描かれ方が気になったら、ぜひコミックも読んでみて!

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Sources: Vulture, CB

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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