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『アベンジャーズ/エンドゲーム』スカーレット・ヨハンソン、ブラック・ウィドウの物語は「うれしかった」 ─ ハルクとの関係も振り返る

スカーレット・ヨハンソン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48471753011/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース究極の集大成、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)において、主要キャラクターの一員として大きな活躍を示したのがナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウだ。待望の単独映画『ブラック・ウィドウ(原題:Black Widow)』も控える中、彼女の物語は大きな転換点を迎えたのである。

秘密主義が貫かれ、観客やファンの間でも「ネタバレ厳禁」との声が上がった本作について、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンが、米The Hollywood Reporterにて初めて語った。


この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。

アベンジャーズ/エンドゲーム
ⒸMarvel Studios 2019

ブラック・ウィドウの物語、スカヨハはどう受け止めたか

『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、ヒーローたちは失われた生命を取り戻すため、インフィニティ・ストーンを求めて過去へと旅する。ナターシャとクリント・バートン/ホークアイは、2014年のヴォーミアでソウル・ストーンを手に入れようとした。しかしそのためには、自分が愛するものを差し出さねばならない。番人レッドスカルの言葉を真実だと悟った2人は、互いに自分が命を絶つことを決意する。相手を死なせないがため2人は争い、最後には崖から飛んだクリントをナターシャが引き戻そうとしたために、2人は崖からぶら下がる。クリントは懸命に訴えるが、ナターシャは1人、崖の下へと真っ逆さまに落ちていった。

ブラック・ウィドウの死は、本作の公開直後から大きな賛否を呼んだ。これに対して、脚本家のクリストファー・マルクス&スティーブン・マクフィーリーは、「ナターシャの物語が終わるのは、彼女がアベンジャーズを取り戻せた時だと考えていた」として、『アベンジャーズ』シリーズや『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)を経て、ナターシャが自分の所属する集団(=家族)への愛着を高め、その集団がバラバラになる様子を目の当たりにし、自分自身が身を挺することで「集団を取り戻す」ことを決意したのだと解説している。

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スカーレットはブラック・ウィドウの死について、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の撮影が始まる直前、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギから直接知らされたという。長らく演じ続けてきた人物の死について、スカーレットは言葉少なにこう述べた。

「最期は悲しいですが、名誉とともに死ぬことはうれしかったですよ。キャラクターの内面としては、もちろん彼女は人類のために自分を犠牲にするわけですが、実際のところ、それは友人たちのため、彼女が愛する人々のためなんです。だから苦しくもあり、喜ばしくもありました。」

こうスカーレットが述べるのは、仲間や家族というものにうまく信頼感を抱けず、集団への愛着を適切に育んでこられずにいた時代のナターシャを、彼女自身が体現してきたからだろう。ある意味でナターシャの最期は、その人間的成長を象徴するものでもあったのだ。

ところで「彼女が愛する人々」と聞いて思い起こすのは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で描かれた、ナターシャとブルース・バナー/ハルクの関係だろう。ハルク役のマーク・ラファロは、以前2人を「結ばれない恋人たち」と形容していたが、スカーレットは2人の物語をどう捉えているのか。

「2人は、より大きな善のための選択をしたんだと思います。誰でもそうしなければならなかっただろうと思うんですよ。その…誰かと出会うにはタイミングが良くなかった。そういう運命ではなかったんです。だけど、2人がハンフリー・ボガートとローレン・バコールのような恋愛(※)をする、そんな別のストーリーをやってみたいとは思いますけどね。」

(※)ともにハリウッド黄金期に活躍した男優ハンフリー・ボガートと女優ローレン・バコールは、バコールの女優デビュー作『脱出』(1944)で共演したのち、1945年に結婚。2児をもうけたのち、ボガートは1957年に死去した。

なお、単独映画『ブラック・ウィドウ』は『アベンジャーズ/エンドゲーム』から時計の針を巻き戻し、『シビル・ウォー』直後のナターシャを描く物語になるとのこと。これまで描かれてこなかったナターシャの過去にも肉薄するとされているだけに、まだまだ新たな一面と未知の物語を見ることができそうだ。

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Sources: THR(1, 2

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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