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『21ジャンプストリート』女性主人公のスピンオフ企画が進行中 ― 「悪ふざけ精神を守った楽しい作品に」

ジョナ・ヒル チャニング・テイタム ジャンプストリート
Photo by Guillaume Paumier https://en.wikipedia.org/wiki/File:Jonah_Hill_and_Channing_Tatum_-_21_Jump_Street_027_-_WonderCon_2012.jpg

ジョナ・ヒル&チャニング・テイタム主演、『LEGO(R)ムービー』(2014)のフィル・ロード&クリス・ミラー監督による、映画『21ジャンプストリート』(2012)、『22ジャンプストリート』(2014)のスピンオフ企画が進行しているという。

ジョナ・ヒル チャニング・テイタム ジャンプストリート
Photo by Guillaume Paumier https://en.wikipedia.org/wiki/File:Jonah_Hill_and_Channing_Tatum_-_21_Jump_Street_027_-_WonderCon_2012.jpg

Varietyが報じたところによると、米ソニー・ピクチャーズは、女性潜入捜査官を主人公にした『ジャンプストリート』シリーズのスピンオフ映画を企画しているとのこと。スタジオは主演を務める女性コメディアンを検討しているところで、脚本・監督は『22ジャンプストリート』を執筆したロドニー・ロスマンが兼任するという。

1987~1990年に製作・放送された同名ドラマシリーズを優れたストーリーテリングとユーモアセンスでリブートした、映画版『ジャンプストリート』シリーズは多くの映画ファンに愛されている。しかし主演の二人やロード&ミラー監督がブレイクしたことで続編の製作は難しくなり、『メン・イン・ブラック』シリーズとのクロスオーバー企画も一時伝えられたが続報は聞かれていない

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ソニー傘下で『ジャンプストリート』シリーズを展開してきた米コロンビア・ピクチャーズ代表のサンフォード・パニッチ氏は、このスピンオフ企画について「『ジャンプストリート』の悪ふざけ精神を守った、楽しい作品」になるとの自信をにじませている。「男性のバディ・コメディは十分作られていますから。すごく楽しくて、新鮮な脚本になっていますよ。」

なおスピンオフ作品で脚本・監督を務めるロスマンは、同じくソニーが製作を担当し、ロード&ミラーが製作総指揮を務めているアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)でも監督の一人に名前を連ねている。スタジオからもロード&ミラーからも信頼が厚いクリエイターであるといって、まったく差し支えないだろう。

2018年現在、ソニーは『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)の続編映画のほか、クリス・ヘムズワース主演による『メン・イン・ブラック』新作スピンオフ映画(タイトル未定)、リブート版『チャーリーズ・エンジェル(邦題未定、原題:Charlie’s Angel)』、ウィル・スミスの続投するシリーズ最新作『バッドボーイズ・フォー・ライフ(邦題未定、原題:Bad Boys For Life)』、そしてこの『21ジャンプストリート』スピンオフ映画と、かつての名作を蘇らせる試みを続けているところだ。一連の取り組みについて、パニッチ氏は「独特の雰囲気をもつ、かつて作られていない、リサイクルではない映画を作りたい」と述べている。

映画『21ジャンプストリート』シリーズのスピンオフ作品(タイトル未定)の撮影・公開時期は不明。

Source: Variety
Eyecatch Image: Photo by Guillaume Paumier

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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