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征服者カーンは「MCUに大きな影響もたらす」 ─ 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』監督がその強さを予告

アントマン&ワスプ:クアントマニア
© 2022 MARVEL.

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)において、『アントマン』シリーズは、いわば一種の“箸休め”のような役目を担ってきた。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)の直後に公開された『アントマン』(2015)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の衝撃に続いた『アントマン&ワスプ』(2018)。登場したヴィランたちも、比較すればさほど大きな脅威ではなかったのだ。

ところが最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は、こうしたシリーズのお約束を覆す。英Empireでは新ヴィラン・征服者カーンとアントマン/スコット・ラングの姿を収めた場面写真とともに、カーンの脅威を予告する監督のコメントが公開された。

先日公開された予告編でも、征服者カーンはその恐ろしさの一端をうかがわせる。量子世界に飛び込んだスコット・ラングに、カーンは「ここは君が思っているような場所じゃない。君を帰らせてやるし、時間も与えてやろう。ただし、私を手伝ってくれるなら」と告げるのだ。「どうする、アントマン?」。

ペイトン・リード監督は、まだ全貌が見えない征服者カーンを「MCUに大きな影響をもたらす」キャラクターだと予告。なにしろ“カーン”の名前は、少なくとも2025年公開『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)』まで継続的に登場することが確定しているのだ。「本作の脚本家、ジェフ・ラブネスが『カーン・ダイナスティ』も執筆しているんです。今回の登場がどんな影響を与えるのか、たくさん話し合いました。大きなことが差し迫っています」。

征服者カーンは「ロキ」シーズン1の最終話に登場した“在り続ける者”の変異体。演じるのは『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)や『クリード3(原題)』(2023)のジョナサン・メジャースだが、リード監督によると「征服者カーンは(在り続ける者とは)まったく異なるキャラクター。支配権を長らく握っている、戦士であり戦略家」だという。「アベンジャーズで最小、時には最弱とも思われているアントマンが圧倒的な力と対決する。それが面白いところです」。

メジャースのほか、出演者はアントマン/スコット・ラング役のポール・ラッド、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリー、ハンク・ピム役のマイケル・ダグラス、ジャネット・ヴァン・ダイン役のミシェル・ファイファー、娘・キャシー役の『名探偵ピカチュウ』(2019)キャスリン・ニュートンほか。

映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2023年2月17日(金)日米同時公開。

Source: Empire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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