Hollywoodヴァル・キルマー、バットマン再演に前向き「いいね、頼むよ」
マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）ではマルチバースの扉が開き、DCエクステンデッド・ユニバース（DCEU）でも新作映画『ザ・フラッシュ（原題：The Flash）』で本格的にマルチバースが展開される予定だ。理論的にマルチバースの世界ではどんな筋書きも可能なわけだが、『バットマン フォーエヴァー』（1995）でバットマン／ブルース・ウェインを演じたヴァル・キルマーは、チャンスがあれば、再びケープド・クルセイダーのマントを身にまとう気はあるのだろうか？
米IGNのインタビューに応じたキルマーが、「過去にバットマンやスパイダーマンを演じた俳優が、その役を現役で演じている俳優とチームを組むという、コミック映画におけるマルチバースが展開しています。カメオ出演でもいいから、もう一度バットマン／ブルース・ウェインを演じてみたいとは思いませんか？」と質問された。その問いにキルマーは、シンプルに「いいね、頼むよ」と前向きに答えている。
非常に短い答えだが、キルマーが1作のみでバットマン役を降板したことを考えると、ファンにとって大きな意味のある回答だ。『バットマン フォーエヴァー』後にキルマーがシリーズに復帰しなかった理由としては、ジョエル・シューマカー監督や周囲と衝突していたとのエピソードや舞台裏の因縁などが報じられている。一方でキルマーは過去のインタビューにて、撮影現場で起きた出来事により、「バットマンには本物の人間であることは要求されないのだ」と悟り、バットマンを演じるモチベーションが奪われた心境を明かしていた。
短いながらも、バットマン再演に前向きな言葉で答えたキルマーは、映画『トップガン マーヴェリック』で36年ぶりにアイスマン役を演じている。もしかしたら、過去作品の役を久しぶりに演じる喜びを感じたことが影響しているのかもしれない？
なお、『ザ・フラッシュ』（主演エズラ・ミラーによる一連の不祥事で不安な状況ではあるが）では、マイケル・キートンとベン・アフレックという歴代バットマン俳優が集結し、同役を演じるのも大きな見どころのひとつ。いつか、このラインナップにキルマーが加わることを期待しよう。
Source:IGN
