「スパイダーマン」スピンオフ映画『ナイトウォッチ』続報 ― 名匠スパイク・リー監督が関与を否定

映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)や『マルコムX』(1992)、『25時』(2002)などの名匠スパイク・リー監督が、米ソニー・ピクチャーズによる「スパイダーマン」スピンオフ映画『ナイトウォッチ(仮題)』への関与を否定した。米ScreenRantが伝えている。
リー監督が『ナイトウォッチ』の監督就任を検討していると報じられたのは2018年3月のこと。当時、リー監督はソニーとの話し合いの初期段階にあったという。しかし、このたび「『ナイトウォッチ』の計画はされているんですか?」と尋ねられた監督は、一言「いいえ(Nah.)」とだけ答えた。なんらかの理由によって、リー監督の就任は実現しなかったとみられる。
ナイトウォッチは、1993年にコミック「ウェブ・オブ・スパイダーマン(Web of Spider-Man)」で初登場したキャラクター。医師のケヴィン・トレンチは、ある日、一人の男がアーマー姿でテロリストと戦い、命を落とす場面に遭遇する。男のマスクを外すと、なんとその正体はトレンチ自身だった。彼は自分の死体からアーマーを奪うと、やがて犯罪と戦いながら謎の真相へ迫っていく……。
以前の報道によると、本作の脚本はNetflixオリジナルシリーズ「Marvel ルーク・ケイジ」(2016-2018)を手がけたチェオ・ホダリ・コーカーが担当するとのこと。映画『グランド・イリュージョン』(2013)のエドワード・リコートが携わっているとの情報もあったが、脚本についての現状はわかっていない。
2018年10月29日現在、ソニーは「スパイダーマン」映画化企画の新機軸『ヴェノム』が全世界興行収入5億ドルを突破する大ヒット中。続いて製作される、ジャレッド・レト主演『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』、ひいてはシルバー・セーブルやブラック・キャット、シルク、クレイヴン・ザ・ハンター、ジャックポットといった数々の企画にも大きな弾みをつけた。残念ながらリー監督の就任はならなかったようだが、ナイトウォッチの企画がまだ水面下で生きている可能性は十分にあるだろう。
映画『ヴェノム』は2018年11月2日(金)より全国ロードショー。
『ヴェノム』公式サイト:http://www.venom-movie.jp/
Source: SR
Eyecatch Image: Photo by Stefan Scheele Remixed by THE RIVER